たんぽぽぐみさんの歩みがスタートして、早くも九ヶ月が経とうとしています。七名で始まったたんぽぽぐみさんも、今ではたんぽぽぐみのお部屋でお過ごししているひよこぐみのお友だちを含めて十四名になり、ますます元気いっぱいのにぎやかなクラスになりました。お友だちが増えた分、お友だちの輪も広がり「一緒に遊ぼう!」という素敵なお言葉が聞かれるようになってきました。時には「おもちゃ、貸してくれ〜ん!」などのトラブルもありますが、日々『優しさ・思いやりの心』を遊びの中ですくすくと育てているたんぽぽぐみさんです。

 
二学期もたくさんの楽しい出来事やイベントがありました。
 九月からニコニコ笑顔でかけっこやダンス・玉入れなどをして、楽しみに待っていた運動会。去年までは、すみれぐみさんと合同でダンスをしていたのですが、羽咋白百合保育園が設立したこともあり、今年はたんぽぽぐみさんだけでダンスをすることになりました。運動会当日は、お友だちの頑張るお姿を見ようと、家族の方々がたくさん会場に集まってくれました。初めて運動会を経験するたんぽぽぐみさんは、いつもとは違う雰囲気に圧倒されて涙するお友達もいましたが、去年ひよこぐみさんの時に運動会を経験した先輩達の頼もしい姿を見て、泣いていたお友達も心をグッと強くして頑張って参加していました。そしてお家の方々に暖かく見守られている中、元気に「ドンスカパンパンおうえんだん」を踊るたんぽぽぐみさんのお姿は、金メダルのようにキラキラと輝いていてとっても素敵でした。
 十月に入るともう秋一色。ある晴れた日に、すみれぐみさんと園バスに乗って運動公園に行き、どんぐりやまつぼっくり、落ち葉などの秋見つけに行きました。すみれぐみさんと手をつないで公園内を散策していると、辺り一面に色とりどりの落ち葉のじゅうたん、大きさが違うたくさんのまつぼっくりを発見!「あった〜!」と落ち葉やまつぼっくりを嬉しそうに袋いっぱいにいれるお友だち。「次はどんぐり〜」と、はりきって探し始めました。でも、お友だちがいくら落ち葉をかき分けて探しても、お目当てのどんぐりが出てきません。実は、先に来ていたばらぐみさんとゆりぐみさんにどんぐりをごっそり拾われていたのです。「どんぐり、ないね・・・」と淋しそうな顔のたんぽぽぐみさん。そこで、こんなこともあろうかと、園長先生がこっそりどんぐりを用意していたのです!みんなが見ていない隙にどんぐりをパラパラ〜とばらまき、「どんぐり、み〜つけた。」と言うと、目をキラキラさせて、一目散にどんぐりのある場所へ走っていたたんぽぽぐみさん。そして「ほら!どんぐり〜!」と見つけたどんぐりを大切そうに手に持つお友だちの姿を見てホッと胸をなでおろした先生でした。

 十一月には“りんご狩り”に出かけました。りんご狩りも楽しいけど、園バスに乗ってお出かけすることも大好きなたんぽぽぐみさん。りんご園に向かうバスの中では、ダブルの嬉しさでニコニコ笑顔と興奮がおさまらないお友だちでした。りんご園では、お友だちのほっぺのように真っ赤でおいしそうなりんごが辺り一面いっぱい実っていていました。「どの、りんごにしようかな?」と、たくさんのりんごとにらめっこをしながら、選んだりんごを“自分の力”で採っていました。その日のおやつに出た採りたてのりんごは格別においしかったね。

 十二月に入ると大きなクリスマスツリーが飾られ、クリスマスムードでい〜っぱいの園に大変身。たんぽぽぐみさんもイエス様のお誕生をみんなでお祝いしようと、アドベントカレンダーを一日一日めくりながら、クリスマスを楽しみ待っていました。明日のクリスマス会は、運動会の時より成長したたんぽぽぐみさんのお姿をお見せすることができると思います。お楽しみに!