テレビから各地での大雪の報道が流れるほど、今年の冬は、この羽咋の地にも本当にたくさんの雪が降り積もりました。
 園庭に雪が降りはじめると、子ども達は雪遊びを楽しみにしながら、お部屋の窓から園庭を眺めています。ご家庭の皆様には、雪遊び用のズボンや手袋などの準備にご協力頂き、ありがとうございました。おかげで子ども達も思いっきり雪遊びを楽しむことができました。

 一歳児さんのお友達も、防寒具に身を包み、雪遊びを楽しんでいました。お部屋の中では、走り廻るようになった一歳児さんも、雪の中では足を取られ、なかなか上手に歩けないようでしたが、それでも雪の感触を楽しむかのように、冬のお外遊びを楽しんでいました。白くて綿菓子のような雪に手を伸ばし、そっと口に持っていく姿は、なんとも愛らしかったです。
 0歳児さんも随分歩行が上手になりましたが、まだ雪遊びはちょっと無理ということで、お部屋の中に雪を持ち込んだり、新聞紙を雪に見立てての「雪遊びごっこ」を楽しんでいました。
 
 白百合幼稚園では、子ども達が自然とのふれ合いの中で感じること・発見することを大切にして、保育に取り入れています。四・五歳児はどんどん園外に飛び出します。二・三歳児は広い園庭で思いっきり季節を感じながら充分に遊び込みます。

 0・一歳児さんは、幼稚園の子ども達のように大胆に自然に触れることはまだ難しい面があります。だからといって0・一歳児さんは自然とのふれ合いができないということではありません。時には保育室に素材を持ち込み、触れることを楽しみ、時にはいろいろな教材で環境作りをして、ごっこ遊びを楽しんだりと、升先生と高橋先生は、たくさんの努力と工夫を凝らし、子ども達に小さな自然との出会いの場面を提供してくれています。こんな風にして、0・一歳児さんもたくさんの自然体験ができるのです
  
 二〇一二年四月。
 全園児十三名ではじまった羽咋白百合保育園でしたが、今では二十二名のお友達が日々楽しい園生活を送っています。二月の終わりに行われた発表会でも、大きくなったお姿を見ていただくことできました。ピンク色のマントがよく似合っていて、舞台に立つだけで会場に優しい空気を漂わせてくれた子ども達。
                 

 0・一歳児さんの成長は本当にすごいものを感じます。先生に食べさせてもらっていた給食も、今では小さいお手々でギュッとスプーンを握り、こぼしながらでも、一生懸命ひとりで食べることができるようになってきました。
またこの一年で、一人また一人と歩行ができる子ども達も増えていきました。自由に動けると、そこにじっとしていることなんてできなくなってしまうので、子ども達が四方八方に走り出した時は、教師総動員で追いかけっこになるほどです(笑)。けれでも、そんな子ども達の後ろ姿を見ながら、今度は何ができるようになるのかと楽しみになるばかりです。
 
 そして春はもうそこまで来ています。
新しい出会いを楽しみしながら、これからも子ども達の日々の成長を見守りたいと思ってます。