新しく二〇一二年を迎え、喜びいっぱいでスタートを切ったすみれぐみさん。
 一月ー幼稚園ではパズルやカルタ、羽つきやすごろくなどのお正月遊びがご紹介され、みんなでお正月遊びが始まりました。大好きなお友達と一緒にお正月遊びを楽しむお姿、また、すみれぐみのお友達だけでなく、年長ぐみや年中ぐみのお兄さん、お姉さんの所に自分達から駆け寄り、「交ぜて〜!」と遊び方を教えてもらいながら、一緒に遊びを楽しむ姿も見られました。

 一月の終わりから二月の初めにかけて雪が積もり、待ちに待った雪遊びがスタートしました。雪遊び用のウェアに着替え、一面真っ白に染まった園庭へと駆け出し、雪遊びを楽しみました。雪の上を走ったり、感触を楽しんでいたすみれぐみさんでしたが、ばらぐみさんやゆりぐみさんのお姿を見て、雪合戦をしたり、雪だるま作りにも挑戦しました。中には雪の中に大の字になってたり、ゴロゴロ転がっているお友達も(笑)。先生の作ったゲレンデで嬉しそうにそり遊びをしているばらぐみさんを、最初はちょっと離れた所から見ていたすみれぐみさんのお友達も、あまりにも楽しそうに滑る様子に刺激されたようで、ちょっぴりドキドキしながらもそり遊びも楽しむことができました。こうして冬ならではの遊びを思いっきり楽しむことができたすみれぐみさんでした。
 3学期に入ってからのすみれぐみさんは、すみれぐみのお友達だけでなく、異年齢のお友達にも目を向けたり、一緒に遊びを楽しみながら、日々いろんな事を吸収し、お心もお体も成長している毎日でした。


 二月ー節分にみんなのお心にいる鬼を退治して、ピッカピカのお心で「発表会」に向けての準備に取りかかりました。すみれぐみさんは初めての劇遊びに挑戦することに。まずは「三匹のこぶた」のお話の流れや雰囲気を十分に味わいました。そして日を重ねながら台詞を覚え、お友達と声を出しあうようになり、楽しみながら取り組むようになっていきました。
 この頃から「先生、劇遊びしたい」とのお友達の声が聞こえるようにもなりました。そして、劇遊びをより楽しもうと、役ごとに分かれてみんなで力を合わせてお家作りもしました。お友達と出来上がりを楽しみにしながら、完成させることができました。お家が完成した時は「やった〜!」とお家に駆け寄り、お友達と顔を見合せ、みんなで一緒に喜びを分かち合ったすみれぐみさんでした。自分達で作ったお家が劇遊びの中に登場してからは、さらに楽しさもアップし、より一層お友達と一緒に劇遊びを楽しむようになりました。こうして迎えた発表会ードキドキしながらも、お友達と力を合わせて、台詞を言ったり、歌を歌ったり、ダンスしたりと大きくなったお姿を見てもらうことができました。
 
 発表会が終わり、すみれぐみ最後の三月を迎えました。十一月からお部屋で育てているヒヤシンスとクロッカスのお花が咲き始め、「先生、お花咲いたよ!」と、毎日喜びと感動でいっぱいのすみれぐみさん。ヒヤシンスやクロッカスの黄色いお花を見ながら「ゆりぐみさんのバッジの色のお花やね〜」と、ゆりぐみさんになれる日を心待ちにしている毎日です。嬉しい春はそこまで近づいてきています。お心の準備して、ステキなゆりぐみさんになってくださいね!