今年は園内全保育室にエアコンが完備され、快適な環境が整い、暑かった夏も元気に過ごすことができたしらゆりっこ達。小さなひよこ&たまごさんも、適温に保たれた保育室で、安全で安心な環境の中で園生活を送ることができました。
  
二学期がスタートし、ひよこ&たまごぐみさんが初めて参加した行事が十月一日に行われた運動会でした。0・一歳児さんが参加する運動会はもちろん初めてで、今までのやり方で良いのだろうか?と何度も職員会議をしました。また、昨年には今年度のことをふまえて、姉妹園である千里浜保育所の運動会の見学研修をしました。その研修を通しての気付きや感想なども参考にして、どうすれば今までの白百合幼稚園の運動会のスタイルを守りつつ、0・一歳児さんが安定した気持ちで運動会に参加できるかを考えました。
 そうして運動会会場である体育館に別室を設け、保育スペースを作り、出番のない間はそこでいつもの保育を行うということになりました。毎日過ごしている保育室にできるだけ近づけるために、お部屋の玩具なども搬入しました。おやつはもちろん、ミルクを飲むお友だちもいるので、ポットや湯冷まし、ほ乳瓶も持っていきました。このような準備がなされて運動会を迎えたのです。
 
 
 
運動会当日は、たくさんのお家の方を前に、笑顔だったり、緊張してしまったり。時には涙さんも登場するなど、いろいろなお顔での参加でした。けれども、そこにいるだけで、会場を一瞬にしてほんわか幸せな雰囲気にしてくれたのもひよこ&たまごさんでした。
 0歳児一名、一歳児五名でスタートしたひよこ&たまごぐみさんも、二学期の間に、一人また一人と新しいお友だちが加わり、現在では0歳児が五名、一歳児が七名となり、お部屋の雰囲気も随分変わってきました。一学期の頃はまだ歩行のできない子や、おしゃべりが上手にできない子がほとんどでしたから、二人の先生もあれこれと工夫と努力をして保育を展開していました。けれども二学期になると、お部屋の中で静かに過ごしていることが多かったひよこ&たまごさんの姿に、変化が見られるようになりました。ヨチヨチ歩きを楽しむ子、ハイハイからつかまり立ちを試みる子。そしてちょこちょことかけっこ遊びをする子と、まさに静から動へ大きく変化・成長したのです。お話も随分上手になり、自分がしてほしいことがあると「せんせい〜」と先生を呼ぶこともできるようにもなりました。また、先生のお言葉がしっかり耳に届き、小さいお手々を一生懸命動かして、自分でできることも少しずつ増えました。そして遊びの中では、おもちゃの取り合いや、自分の思いを通そうとする姿も見られるようになってきました。いけない事をして先生に注意されると、おへそを曲げて泣いてしまう場面も(笑)。しかしこれも成長の過程と、升あゆみ先生と高橋史子先生のお二人の先生は、優しいまなざしで、毎日子ども達に愛情をいっぱい注いでいます。にぎやかになったお部屋で、より一層楽しく、充実した保育を展開している今日この頃です。
 
一人一人が大きく成長した2学期も終わろうとしています。そして白百合保育園で迎える初めてのクリスマス。ひよこ&たまごさんもイエス様のお誕生をお祝いしようと準備をしてきました。
ひよこ&たまごさんが、可愛い可愛い天使になって白百合に舞い降りてくるクリスマス会がとても楽しみです。