季節は夏から秋へと変わり始め、園庭にも秋の虫たちが飛び交うようになった九月。お部屋では十月に行われる運動会に向けての取り組みが始まりました。
 
 
かけっこに玉入れにダンスーどれをするにもみんなの「やりたい!」という思いが強く、やる気満々のすみれぐみさんでした。ダンスはお友達の大好きなテレビ番組で流れている『僕、コッシー』という曲を選曲しました。お部屋でその曲を流すと、あちこちから「あっ、これコッシーの歌やね〜!」とお友達とお顔を見合わせ、ニコニコ笑顔で取り組むことができました。かけっこも大好きで、最初の頃は「よ〜い、どん!」のかけ声をかける前に、もう待ちきれないと走り出してしまうお友達。スタートラインに立ちすくんだまま困ったお顔のお友達。はりきって走り出すことはできても、ゴールテープの前で止まってしまうお友達と様々でした。
 このように毎日楽しみにしながら待っていた運動会本番では、みんなは本当に素敵でした。去年ひよこぐみさんで運動会を経験しているお友達は、もうお兄さん・お姉さんのお顔で大張り切り。運動会を初めて経験するお友達は、お家の方から離れるのにぐ〜んとお心を強くして頑張ることができました。かけっこでは接戦を繰り広げ、玉入れではチームで力を合わせて頑張り、ダンスではみんなで円になって楽しく踊ることができました。
 
 
 十月から十一月にかけては、幼稚園バスに乗っておいもほりやりんご狩りに出かけました。自分達の目で見て収穫する喜びを感じながら『木になるもの、土の中になるもの』を知ることができました。また、秋を見つけに園外保育に出かけたり、幼稚園の園庭でも落ち葉拾いを楽しみました。落ち葉や木の枝を拾っては「○○できた〜!」とお友達とお茶碗にお砂や落ち葉などを入れ、大好きなおままごとを楽しんでいました。また、落ち葉をたくさん拾って手に持ち、「ばんざ〜い!」と落ち葉を上にあげ、上からひらひらと落ちてくる落ち葉を見て「わぁ〜きゃ〜!」と、大喜びのすみれぐみさんでした。雨あがりの園庭では、大きな水たまりに葉っぱを浮かせて「お船みた〜い!ヨットみた〜い!」と大はしゃぎ。水たまりがあっという間に一面落ち葉で埋め尽くされ、「落ち葉のじゅうたんみたいね!」と、にっこりするすみれぐみさんの姿もありました。こんな風に秋の実りだけでなく、秋ならではの自然遊びも十分に満喫出きた月となりました。  
 そして、迎えた二学期最後の月ー十二月。

 
クリスマスリースに赤くて綺麗なポインセチアのお花。玄関とホールに飾られた大きなツリー。そして四本のローソクが立てられているアドベントクランツと、幼稚園はまさにクリスマス一色に染まりました。特にホールに飾られた天井まで届きそうなほどの大きな大きなツリーの近くを通るたびに立ち止まり、自分が飾ったお飾りを探したり、キラキラ光るツリーを見上げ、ニッコニコのお友達でした。また毎日の礼拝の中で開かれるアドベントカレンダーから出てくる可愛いフィギアも、目をキラキラさせながら見ていました。
 「クリスマスは、いつもみんなを守っていて下さるイエス様のお誕生日ですよ。」というお話を聞き、すみれぐみさんもみんなでお祝いしようとクリスマス会の準備を進めることにしました。この頃からお部屋の中では「みんなでする方が楽しいよね〜!」というお友達の素敵なお言葉が聞こえてくるようにもなりました。こうして、みんなで一緒に取り組むことを楽しみながら、クリスマス会を心待ちにしてきたすみれぐみさんです。

 
 いよいよクリスマス会を迎えます。すみれぐみさんからのイエス様へのお誕生のお祝いは、かわいいサンタやトナカイに変装の歌とダンスです。お楽しみに!