夏の間にたくさん遊び、さらにパワーアップしたばらぐみさん。お友達が集まると素敵な事が始まります。こうしてドキドキ・ワクワクの二学期がスタートしました。
九月は運動会に向けての取り組みが中心となりました。リレーに綱引きにダンスにどれもやる気満々のお友達でした。
 リレーでは勝つために「力をつけなくちゃね」と言いながら、どこで覚えてきたのかお部屋で腹筋や腕立てをしている姿もありました。自分の手からお友達の手にバトンを渡す。チームメートに「がんばれ」と応援する声援。その声に応えようと一生懸命走るお友達。時には負けて悔しい思いもする事もありましたが、「最後まで走るぞ」「明日は勝とうね」とお互いに励まし合い、支え合っている姿にとても感動した先生です。
 ダンスはばらぐみさん恒例のフープバトンです。お部屋に準備すると早速手に取り、振ったり回したり。「先生、みんなでできる技はないの?」と、とても嬉しいお言葉でした。“みんな”でするから嬉しい、楽しいがあるばらぐみさんです。ダンスが始まると真剣な目になり、たくさんの隊形移動もすぐに覚えたお友達。ここでもそれぞれに声を掛け合っている姿があり、みんなで作り上げていく事が出来ました。
 迎えた本番では、心の準備を整え、入場門前で全員で円陣を組みました。みんなで踊ったばらぐみさん。本当にかっこよく輝いていました。心と心が繋がり、クラスとしての絆が一層深まった運動会でした。         


 お山の色が秋色に変わった十月、十一月はたくさんお出かけをして秋を見つけました。さつまいも掘りに、大根・白菜の収穫。りんご狩りにどんぐり拾い。中央公園では“しいの実”を袋いっぱいに見つけました。「これ何?どんぐり?」という質問に「これはしいの実って言って、食べられるんだよ」と園長先生が教えてくれました。「じゃあ、このしいの実は、明日の給食にでるのかな?」というお友達のこの一言から、給食の先生にご相談をすると、給食の先生も快く引き受けてくださり、しいの実ご飯を作ってもらう事になりました。そこでばらぐみさんもお手伝いをすることに。それは給食の先生が煎ったしいの実の堅い殻をむくお仕事です。ばらぐみさんは殻の中から出てきた白い実を見て「これ、どんな味するんだろうね?」「早く食べたいね」とドキドキ・わくわく。給食の時間に炊きたてのしいの実ご飯を前にすると「いい匂いがする〜」と大喜び。一口食べて「おいしい!」と大興奮のばらぐみさんでした。見た目だけではなく、自分の手で収穫して食べて、体でも味でも秋を感じる事ができました。
 また、お花の種取りやコオロギ・バッタなど、秋の虫を探して捕まえて飼育して、毎日園庭を走り回っていたばらぐみさんでした。
 
 十二月。幼稚園ではクリスマスソングが流れるようになりました。「クリスマスツリー」「アドベントカレンダー」「クランツ」にまさにクリスマス一色です。いつもみんなの事を守ってくださっているイエス様のお誕生日をお祝いするために、ハンドベルに聖誕劇に一生懸命取り組んできました。明日の本番では、心を込めてお祝いする素敵なばらぐみさんの姿が見られることでしょう。

 楽しかった二学期も残りわずかとなりました。年が明けると一年生を心待ちにしながらのお過ごしとなります。三学期もみんなで元気いっぱいの毎日を送りましょうね