毎年十月におこなわれる幼稚園のオープンハウス。今年も保護者会の役員の皆様を中心に、たくさんのご家庭の皆様のご協力により大盛況のうちに終わることができました。感謝です。
 オープンハウスは、現在通っている子どもたちはもちろんのこと、卒業したお友達も楽しみにしていてくれています。オープンハウスに遊びにきてくれる卒業生たちの表情は様々です。「もう小学生なんだけどなぁ〜」と、はにかみながらやってくる子。「ただいま〜」と叫んでいるかのように、元気いっぱいやってくる子。「先生、大きくなったでしょ!」と、自信に満ちあふれた顔でやってくる子など、見ているととても面白いのです。そんな卒業生たちをまず迎え入れるのは、自分が映っている卒業記念の写真です。玄関に飾られた写真はとても幼く可愛いので、どの子も嬉し恥ずかしそうに眺めています。写真を見ながら、当時のことを思い出しているのかもしれませんね。その時の顔は、一瞬ですが数年前の幼稚園児に戻っているのです。お友達の成長をみることが私のオープンハウスの楽しみでもあります。
 
そのオープンハウスが終わった頃から、園舎の大規模な工事が始まりました。0歳児の保育室の増築と厨房の改築工事です。そして私たち教師も、0歳児を受け入れる勉強のために姉妹園でもある千里浜保育所に0歳児の保育の研修のために、何度も千里浜保育所に足を運びました。研修では、乳幼児の保育の在り方やそのために必要な書類の書き方などたくさんのことを学ぶことができました。千里浜保育所での研修を元に、先生同士いろいろな意見交換をして、四月の羽咋白百合保育園開園を前に準備を進めています。0歳児の保育は、私自身母親として出産や育児の経験はありますが、保育者として「0歳児の保育」に携わるとなると話しは違います。現場の先生も同様です。けれども新しいことをスタートさせる事を楽しみにするとともに、それ以上に私たちは、白百合幼稚園で行われている保育を、より多くの子どもたちにしていくことができるようになることを嬉しくも思っています。 
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入園願書の提出時に、小さな赤ちゃんをつれたお家の方がきてくださった時は、「あ〜こんなに小さい子がこの幼稚園に?本当に保育園をもつんだぁ・・・」と実感しました。けれども幼稚園の子ども達は、可愛い赤ちゃんがくるととても喜び、あやしたり、おもちゃを手に持たせてあげたりと、あれこれ世話をやいていました。すると優しくしてもらえた小さいお友だちも、なんともいえない笑顔を振りまいてくれました。そんな様子をみていると、こんな微笑ましい光景が、これからこの園の中でたくさんみられることがとても素敵に思えてきました。新しいスタートを目前に控え、現場の先生とさらに学びを深め、「白百合の保育」をよりよいものにしていきたいと、強く思っています。
 
そのためにはチームワークもますます強化していかなければいけません。認可保育所になると、先生も増えます。それはチーム白百合のさらなるパワーアップのためでもあります。今の体制になり三年目。これからが本当の意味で勝負の時になっていきます。現場の先生が新しい先生に白百合幼稚園が大切にしている保育を伝えようとする中で、今までおこなってきた保育を振り返り、前に進むための良い機会だと考えています。
 
 これからも元気いっぱい、愛情たっぷり。そして笑顔あふれる羽咋白百合幼稚園でありたいと思っている今日この頃です