二学期もたくさんの事を経験し、全員で元気にお過ごしをしたばらぐみさん。
 九月に行われた運動会では、お話をした時から「早くしたいな」とやる気満々で取り組みました。リレーを始めた頃は、逆走をしたり線を横切ったりしながらも、“勝ちたい”という思いでチームのお友達と話し合い、みんなのために最後まで諦めずに走る事を約束し、全員が最後まで一生懸命走りました。それは綱引きにも表れ、チームのお友達と綱を持ち、力強く引っ張りました。フープバトンのダンスでは、初めてバトンを手にした時から嬉しくてたまらない様子で、運動会を楽しみにしていることが伝わってきました。ホールに出て音楽に合わせて踊りだした時、たくさんある動きに迷いながらも“みんなで心を一つにして踊る”事を心に強く思い進めてきました。一つひとつの動きを覚えてくると、お部屋でバトンを出し、できなかった所は何度も確認をし、声を掛け合っていました。それはまるで全員が小さな先生のようで、入口の影からこっそり見ていた先生は嬉しさと同時に、頑張っている姿に感動しました。こうして迎えた本番では髪型も変え、お友達がどんどん変わっていく姿に、更衣室では大興奮でした。そしていつもとは少し違う自分に鏡の前でうっとり…何分も鏡を見つめていたばらぐみさんでした(笑)。準備が整い、入場門前で順子先生を中心に円陣を組み、お心を一つにして踊ったばらぐみさん。本当に眩しいくらいにかっこよかったです。
 
十月、十一月は、秋をみつけにたくさんお出かけをしました。おいも掘り、大根と白菜の収穫、どんぐり拾いにりんご狩り。それぞれどこに実っているのかなど、みんなで見て確認しながらたくさんの収穫を楽しみました。行った先では近くを散策し、秋の虫や植物なども見つけました。バッタやコオロギ・カマキリ・蝶などなど…園長先生にはトンボの捕まえ方を教わり、網と籠を持って走りまわりながら捕まえていました。また一つの虫にはいくつかの種類があり、それを絵本や図鑑を開いて調べ名前や特徴をたくさん教えてくました。こんな風に思いっきり秋を満喫したばらぐみさんでした。    
  
十一月頃からお部屋の時間でのドッチボールが盛り上がり始めました。今まではボールから逃げるだけで精一杯でしたが、遠くまで投げられるようになりました。また、お友達が投げたボールを取り素早く投げ、狙った所に命中するようにもなりました。負けると悔しい…でも次は頑張るぞ!と声をかけあって、チームの結束力も固まってきています。ますます白熱した試合が見られそうで、すごく楽しみな先生です。みんなと遊ぶ中で共感したり、それぞれの思いをぶつけあったりしながらも、友だちとの繋がりを深めています。もちろんぶつかりあうだけではなく、お友達の意見も取り入れながら遊びを進めていく姿に、大きくなった頼もしさが見えました。
 


「クリスマスツリー」「クランツ」「アドベントカレンダー」が飾られ、幼稚園はクリスマス一色となりました。みんなでオーナメントを飾り、大きなクリスマスツリーを完成させた十二月。そして、いつも見守って下さっている大好きなイエス様をお祝いするためにハンドベルに聖誕劇に一生懸命取り組んできました。明日の本番は、きっと素敵なばらぐみさんが見られ、楽しいクリスマス会になることでしょう。
 二学期もあと少しです。年が明けると楽しみにしている一年生を心待ちにしながらのお過ごしとなります。三学期も元気いっぱいの毎日を送りましょうね!