お庭のチューリップがみんなを出迎え、暖かな優しい風が吹き始めた四月―新生ばらぐみさんがスタートしました。憧れの黄緑色のバッチを胸に、嬉しさいっぱいの七名のお友達。お友達や先生に出会うと自然とにっこり顔で、「おはよう」の声や表情も自信に満ちあふれ、新しいお友達にも優しく接するばらぐみさんでした。進級の喜びと共に新しいエネルギーにも満ちあふれていて、お片付けでは先頭に立ち、進んで動き、幼稚園のお友達の良いお見本さんになってくれるため、ホールはすぐに綺麗になりました。もちろん小さいお友達にいろいろな事を優しく教えてあげる姿もたくさん見られました。ホールのお椅子並べでは、順子先生が各クラスの人数を言うとすぐにインプット。みんなで椅子の数をかぞえながら、協力して毎日のお仕事を大張りきりで行っているお友達です。
 一学期はたくさんの発見がありました。同じクラスのお友達をもっとよく知るために、等身大の自分を作り(型を取り、絵の具で色を塗り、クレヨンで絵を描きハサミで切りました)毎日一つずつ色々な事を質問していき自分の周りに書き出すことで、お友達の新しい一面を見つけることができました。また、晴れた日はお庭へ出て、たんぽぽやてんとう虫、だんご虫などの春の贈り物をたくさん見つけました。キャベツの葉についていた小さな青虫を虫眼鏡でどんな形なのかをよく見て『観察絵日記』をつけました。サナギを経てモンシロチョウになった時は大興奮で知らせに来てくたばらぐみさんでした。早速飼育ケースをお部屋へ持っていき、図鑑や絵本を見ながら観察をして模様の違いを発見しました。五月に植えたお野菜の苗の成長もそれぞれに『観察絵日記』をつけて、みんなで大切にお世話をしていきました。お友達の気持ちに答えるかのように、野菜の苗もお友達の身長を越すほどに大きくなり、野菜によって何色のお花が咲くかを知る事もでき、実ったお野菜の収穫も楽しむことができました。他にも小さなお花の種の中に命があることを知り種まきもしました。お当番さんの毎日の水やりのお陰で芽が出てぐんぐん大きくなってきています。葉っぱの形や大きさの違いを見つけました。お花が咲く日を心待ちにしているばらぐみさんです。



お部屋では時の記念日を機に、時計には欠かせないもの数字との出会いがありました。♪すうじのうたを歌い、梅雨の時期と言う事でカタツムリやカエル、アジサイを使用して梅雨のお友達を増やして行くゲームや、数と色を取り入れたチーム対抗のゲームなどをしてお過ごしをしました。
 そして七月―ばらぐみさんに新しいお友達が加わって八名になりました。幼稚園の事を一番よく分かっているお兄さんお姉さんは、それぞれのお部屋、先生の名前、お道具箱やおもちゃの場所、ばらぐみさんのお仕事、幼稚園のお約束など様々な事を教えていましたそんな姿がとても嬉しくなった先生です。八名になり、大好きなドッチボールもますます気合が入ってきました。ゆかり先生や真紀先生も巻き込み(笑)、毎日大声で白熱した戦い!?を繰り広げているばらぐみさんです。

 気がつけば一学期も終わり。暑い日が続き季節は夏です。去年経験してその楽しさを知っているお友達は、七月に入ってから毎日のように「お泊まり会まだかな〜」と、その日を心待ちにしています。この夏も太陽に負けず、たくさん遊んで元気いっぱいの素敵な夏をお過ごししましょうね。