泥んこ遊びにプール遊び、花火にキャンプファイヤーと初めての経験をたくさんしたお泊まり会も終わり、また一つ大きくなったゆりぐみさん。新しいお友達を迎えて七人になり、一学期以上に元気いっぱい二学期を迎えました
そんな七人を待っていたのは、運動会でのパラバルーンでした。大きな大きなパラバルーンを見たことがあるゆりぐみさんは、運動会のお話をすると「七人だからパラバルーンできんね…」と、始める前から諦めモードでした。それでも大きなパラバルーンが広がると目がキラキラ!みんなでお山を作ったり、ゆらゆら揺らしてみたり…一度やってみると「できる!」と確信したようで、その日から「できない」というお言葉は誰も言わなくなり、運動会本番には元気いっぱい、カッコイイ姿をご披露することができたのでした。
こうして運動会を終え、七人でもできるんだ!と自信と達成感に満ちあふれた九月も終わり、ドングリ拾いや落ち葉拾いなど秋を楽しみながらお過ごしする日々が続きました。そんなある日、チューリップの球根を植えました。夏にはひまわりが大きく咲き誇った花壇に、小さな球根を植えていきました。「春になったら、綺麗ななお花が咲きますように」とお祈りをし、成長を見守る日々が続きました。お外遊びに出ると、小さい花壇を見つめるゆりぐみさん。すると「あーっ!球根さん出てる!」と大慌て。雨や風で顔を出してしまった球根さんに大急ぎでお砂の布団を掛けてあげていました。花壇の真ん中に草が生えているのを見つけた時には「チューリップ大きくなった!」と大喜び。暖かな春を迎える頃にはみんなは立派なばらぐみさんになっているのかな?これからもお世話をよろしくね。

二学期最大のイベントと言えば、クリスマス。ホールには大きなツリーに、ローソクの火がともるクランツなどクリスマスを迎える準備が整いました。ゆりぐみさんのお部屋でもクリスマス会に向けて、ある絵本を読みました。それは「サンタさんだよ カエルくん」という絵本で、七匹のカエルとサンタさんのお話でした。お話を読み終えた後、クリスマス会に向けて、このお話の劇ごっこをすることを伝えると、「ゆりさんも七人だから、七匹のカエルできるね!先生はサンタさんだ!」と言うのです。私たちは七人でゆりぐみだ!という強い思いが伝わってきた瞬間でした。そして七匹のカワイイかえるさんに変身をして劇ごっこを楽しみました。そして明日はいよいよ大好きなお家の方がたくさん見に来てくださるクリスマス会。恥ずかしくなってしまうこともあると思いますが、お心をグッと強くして、お歌も劇も頑張ってくれると思います。

「七人だからできないよ」と言っていた運動会から、「七人だからできるよ!」と言えるようになったゆりぐみさん。お心もお身体もぐっと大きくなりました。憧れの黄緑バッチ、ばらぐみさんに向けて一直線!来年も元気いっぱいお過ごししましょうね。