進級したお友達一名、新入園のお友達六名合わせて七名でひよこぐみさんの歩みがスタートしました。入園当初は、「ママのとこ(お家)いく〜」と大好きなママに会いたくて、涙を流していたひよこぐみさん。泣いていないお友達も、泣いているお友達につられて泣いちゃって大合唱になっちゃう時もありました。けれども、先生と一緒にお部屋で粘土・お絵描き・おままごとをしたり、プラレールをつなげてトーマスを走らせたり、晴れた日は大好きなお外遊びをするうちに、少しずつ涙の登場回数が減ってきて、かわいい笑顔がたくさん見られるようになってきました。
ひよこぐみさんがすぐにニコニコ笑顔になっちゃうもう一つの理由があります。それは、泣いているひよこぐみさんを見つけた幼稚園のお兄さん&お姉さんが「どうしたの?」と優しく声をかけ、頭をなでなでしたり、ギュッと抱きしめてくれたり、時には面白いお顔をして笑わせてくれたり(笑)。そんな優しいお兄さん・お姉さんのおかげで泣いていたひよこぐみさんは、あっという間にニッコリ笑顔に早変わり。こうしてみんなにいっぱい愛されて少しずつ幼稚園生活にも慣れくると、だんだん行動範囲が広がっていき、お部屋だけでなくホールでもお遊びする姿が見られるようになりました。お兄さん&お姉さんと一緒に大型箱積み木でお家や迷路を作ったり、おままごとをしたり、追いかけっこをしたりとぐーんとパワーアップしたひよこぐみのお友達です。

そんな中、六月の終わりからひよこぐみさんに小さなたまごぐみさんの新しいお友達が一人増えました。大好きなママに会いたくて泣いちゃいますが、ちょっぴり先輩の七人のひよこぐみさんは、お友達につられて泣くことはありませんでした。泣くどころか「ど〜したの?」と優しく声をかけるひよこさんがいたのです。そのお姿を見て「白百合幼稚園の子どもたちは、優しいお心をもっていてとってもステキだな〜。」と思った芳恵先生であります。

一人遊びからだんだん周りが見えてきて、少しずつお友達同士でコミュニケーションをとるようになってきました。仲良くなるにつれて、お友達の持っているおもちゃや絵本が欲しくなり、取り合うケンカも増えてきました。そんな経験をしながら、少しずつ「貸して」・「いいよ」・「ごめんなさい」・「ありがとう」というお友達と笑顔で仲良くなれるステキな魔法の言葉を使えるようになってきました。

幼稚園で育てていたあおむしがちょうちょうに…オタマジャクシもカエルへと変身しました。お庭では、畑のキュウリやトマトなどが太陽の光を浴びてぐんぐん大きくなりました。そして、カブト虫の幼虫が立派なカブト虫に大変身しました。そして、入園してからひよこぐみさんは、小さな一歩ですが、少しずつステキに変身しています。
 

さぁ!ひよこぐみさんが楽しみにしている大好きなお水遊びの季節になりました。暑さに負けずに思いっきり遊びましょうね。