ニ00九年四月ーやわらかな春の日差しをいっぱい浴びて、希望に満ち溢れた二十名の元気なお友達で新生ばらぐみがスタートしました。黄緑色の新しいバッチを身につけ、幼稚園の一番大きい組になったという誇らしさと自信に満ち溢れていましたね。入園したばかりで幼稚園の色々な所で「ママー」と泣いているお友達や困ったお友達の横には、優しく声をかけ、そっと寄り添うばらぐみのお友達。幼稚園のお兄さんお姉さんとして大活躍していましたね。お片付けやホールのイス並べ・ホールの時間の活動でも「自分たちが!」という強い思いを持っているお友達は、何をするにも大張りきり。ばらぐみのお仕事を知っているので、「次○○だよね?」と先に言われる事も…とにかく全てが嬉しくて楽しくってたまらないお友達がいっぱいでした。


一学期は色々な発見がありました。お外では春のお花、たんぽぽやチューリップ。もくれんや桜。毎日のようにお外へ出て綺麗なお花にうっとりしていました。キャベツについていた小さな卵が青虫から蛹になり、もんしろちょうに。ゆずの葉についていた青虫がアゲハ蝶に変身する姿もしっかり見ることができました。お空に逃がしてあげた蝶が、幼稚園の綺麗はお花に止まっている姿を見て大喜びのお友達でした。また、ゆりぐみの時は「怖いー」と言っていたカブト虫の幼虫。今年はお手てに乗せて命を感じる事が出来ました。その幼虫も立派なカブト虫になりました。みんなで植えたお野菜の苗。お当番さんの毎日の水やりと観察のお陰でぐんぐん大きくなり、綺麗なお花が咲き、立派なお野菜が実りました。みんなで収穫したお野菜は、給食でおいしくいただきました。



お部屋では♪すうじのうたや♪大きな古時計を歌い、数字との出会いがありました。時の記念日を機に時計を作り、時計の読み方や時計合わせ遊びをしました。チーム対抗で数合わせゲームもしました。1〜5まではなんとかわかるお友達でしたが、だんだん数が大きくなると混乱する事も…でもそんな時は、同じチームのお友達が教えていたり、一緒に数を数えてたりする姿もありました。

 こうしていろいろな活動を通してお友達同士の結束も強まってきた頃に、みんなが憧れていたドッヂボールが始まりました。始めた頃は負けると悔しくて毎日のように泣いていたお友達。けれでも今は違います。勝つにはどうしたらよいか考えたり、同じチームの仲間同士で励ましあったり、大きな声で応援したりしながら毎日頑張っています。それも朝から帰りまで(笑)。まさにドッジボール命のばらぐみさんで〜す。

気がつけば一学期も終わりです。そして季節は夏。この夏もみんなの成長を見られる事を楽しみにしています。そしてみんなのドキドキ顔・ワクワク顔が見られるお泊り会もあります。太陽とお友達になり元気いっぱいな夏を過ごしましょうね。