ゆりぐみのお部屋から

                              塚本真紀子 

チョッピリドキドキ・ワクワクのお心で迎えたお泊まり会。台風で順延になり、
二度ドキドキ・ワクワクとスリルを味わったゆりぐみさんでした。
 そんなこんなでスタートの時は大いに緊張しているようにみられましたが・・・
時間がたつにつれ、みんなの元気さが一緒になって、笑顔も多くなりお泊まり会を満喫
しはじめたのでした。
 けれど・・・夕日が沈み、キャンプファイヤーが終わり・・・夜も更けてくると
・・やっぱり、寂しそうなお顔になってくる子供達が・・・。
チョッピリ泣いちゃった子もいたかな。
 けれど、翌朝にはステキな笑顔がいっぱい。!はじめてのお泊まり会は、ゆりぐみ
さんにとっては冒険と挑戦の二日間だったのではないかと思います。そしてお泊まり
会をきっかけに、一人一人のお心は自信に満ちて大きくなったような気がします。
 
二学期が始まり、自由遊びの時にはお部屋から広いホールを抜けての遊びも、とっても大胆になりました。「運動会ごっこ」に向けての準備が整っているようにも感じました。運動会は、ごっこ遊びの延長。子供達の雰囲気も今まで以上にのびのびしていたように思います。
 一番おもしろかったのはだるま運びの競技。あの競技であれだけだるまさんがころんだのを真紀子先生ははじめてみましたよ。それなのに、子供達の笑顔が生き生きとしていて最高でした。
 パラバルーンも、形はちっとも良くないし、うまくできてはいないのに、そばでみ
ていた子供達の笑顔がとってもステキでした。「上手に出来ることよりも、みんなで
一緒に作る喜びを感じること」のほうが、もっともっと大事なんだということを、
あの笑顔でもう一度あらためて知った思いでした。
 
運動会が終わって、ばらさんといっしょに行った眉丈台地。ばらさんに負けまいと、網を持って一生懸命虫さんたちを追いかけていたお友だち。別のお友だちはコナラの木の下にどんぐりを見つけたのでした。
「せんせー、いっぱい見つけたよ!」の声の向こうには、
自慢げなお友だちの顔がいっぱいありました。そうそう、大きなお城の滑り台にも、みんなニコニコでしたよね
 
 そんな自然が、羽咋白百合幼稚園の園庭にもたくさんあります。園庭の一角にひっ
そりと立っている椿の木。どんぐり拾いの体験から、椿の実の収穫をしているみんな
です。虫取りの毎日の日課。今度はどんな発見をしてくるのかしらと、毎日が楽しみ
な真紀子先生です。
                   



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