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Aぐみのお部屋から

担任 北原 善子


  十二月。Aぐみさんがみんなで楽しんだのはドッヂボール。ビリビリボールとは違ったルールも増え、日々白熱していく試合。自由遊びの時間にはAぐみさん同士でキャッチボールをして特訓しているお姿も見られます。その成果もあって、投げることもキャッチも毎日上達していて、試合にもスピード感があります。勝ったときには「よっしゃー!」、負けても「次、絶対勝つし!」とやる気満々、元気いっぱいのAぐみさんです。

 早いもので、今年もいよいよ最後の月となりました。いろんなところから聞こえてくるメロディーが、間近に迫るクリスマスを知らせます。そのイエス様のお誕生日『クリスマス』には、お祝いのプレゼントとして「良いお心」を集めよう!と言うことで、まず、献金箱を作りました。Aぐみさんの献金箱は、教会の形をした物です。教会の象徴である十字架や、カラフルなステンドグラスがついた素敵な教会です。「お家かえってお母さんのお手伝いした!」「朝、お掃除してきた!」などなど、良いお心もたまっていてイエス様へのプレゼントも楽しみなようですね。
 そしてAぐみさんのお部屋に響いているのは『ハンドベル』のとってもきれいな音色。Aぐみさんになって初めて触れるみんなの憧れの楽器です。ご紹介したその時からキラキラと目を輝かせるみんな。そのお顔から、「早く鳴らしてみたい!」とワクワクのお気持ちがあふれていました。「今日ハンドベルする?」と毎日やる気満々のAぐみさん、低いドから高いドまでの音階を鳴らしてみるだけでもとっても楽しい様子。クリスマス会に演奏する曲も、担当する音も決まって更にやる気に満ちあふれているAぐみさんです。自由遊びの時間にも音階を口ずさんだり、ピアノで弾いてみたり。クリスマス会でもお心を合わせてすてきな音を響かせようね。合奏も頑張っているAぐみさん。『サンタが町にやってくる』の曲でお心を合わせて頑張ります。会で担当する楽器も決まり、毎日真剣で凜々しい表情のAぐみさんです。
 さて、そのクリスマス会に向けてAぐみさんとBぐみさんでお心を込めてご相談しているのは『ページェント』。イエス様のお誕生の劇です。まずはビデオを見てお話を振り返り、「どんな人がいたかな?」「どんなお話だったかな?」みんなで振り返ってお話ししました。誰が何の役になるかは、ご相談して決めました。「博士になって、贈り物届けたいから!」「マリアさんたちを泊めてあげる宿屋さんになる!」など、なりたい役のお話もちらっと聞こえてきました。お友だち同士の話し合いで、よーく考えてお友だちに譲るという姿もありました。たくさんお話しし合って決まった役、どの役のお友だちも一生懸命に取り組んでいます。自由遊びの時間にも、箱積み木などのいろんな遊具を使って舞台を作り、ページェントごっこをしているAぐみさんです。
 そして、周りの人へのクリスマスプレゼントも作りました。Aぐみさんが作ったのは、クリスマスブーツの鉛筆立て。ブーツの型と紙粘土で作りました。粘土を伸ばしたり、付けたり、繋げたり…それが最初はなかなか思うようにいきませんでした。しかしお心込めて一生懸命に作った鉛筆立ては、個性溢れるとっても素敵な物になりましたね!飾り付けには、星やハートの他に、リースやツリーやトナカイ、サンタさんを作った子もいて、一つ一つがユニークな作品になっています。「お母さんにあげるから、かわいくする!」「大好きだからハートつける!」と贈る相手のことを考えて、ワクワクしながら作るAぐみさんでした。
 2学期にはたくさんの体験をして、お心もお体も大きく成長したみんな。Aぐみさんらしいお姿がたくさん見られました。3学期には卒業、そして小学生のになるみんなのお姿が楽しみです!3学期もよろしくお願いします!

(2013年12月19日 七尾幼稚園Aぐみのお部屋から)

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