直線上に配置

Dぐみのお部屋から

担任 鳥越 澄江


  六月も後半に入り遅れ気味にやってきた梅雨の季節も少し感じるようになりました。雨が降ったり止んだりと蒸し暑く少し過ごしにくい日々にも負けずに汗をたくさんかいて元気いっぱいで過ごしているDぐみさんです。

 嬉しそうにお花を手にして登園した花の日礼拝では初めての礼拝堂に少しわくわくした様子もありました。でも祝福式でのお返事はとってもかっこよく「はい!」でしたね。翌日の花の日訪問でABぐみさんに感謝の気持ちを一緒にお届けしてもらいました。そして歯科検診や内科検診、そしてお医者さんごっこなどなどの遊びも通してDぐみさんも“お仕事”“たくさんの人に支えられて”ということを少し感じたのでした。

 Dぐみさんのお部屋の窓からは今年もABぐみさんの植えたお野菜のプランターがよく見えます。お野菜できたかな?そうお話をしながらお庭を探検しお野菜のプランターを見てみました。まだ緑色のトマトを発見。「トマトー!」と嬉しそうでしたね。「はやく、おおきくなってね!」とトマトさんに話しかけたのでした。お庭には虫さんもたくさん。「むし!」と指の先には小さなアリさんがいましたね。どこ行くのかな?とお散歩するアリさんを見守ったDぐみさんでした。
 晴れた日の好きなアリさんはお庭に。そして玄関には雨の日が好きなカタツムリやオタマジャクシが毎日登園を迎えてくれます。オタマジャクシのバケツの中をじっくり覗き込んでいる姿がありますね。先日、オタマジャクシがカエルに変身。そしてCぐみさんと一緒にお庭の葉っぱの陰に逃がしてあげました。「バイバイ!」と手を振るDぐみさん。姿の変わる不思議を間近で見たのでした。そしてカタツムリにも興味津々。「つん!」と触ったときの面白さも感じました。まだまだ不思議はいっぱい。これからもたくさん見て感じていきたいと思います。

 そして父の日プレゼントをご相談しました。カタツムリをモチーフにしましたね。両手でカタツムリを作って同じお机のお友だちとお話したりとカタツムリにも身近に感じながら楽しんでご相談を進めていきました。「パパにあげる!」「ありがとうって言う!」と毎日プレゼントをする楽しみなお気持ちが膨らんでいきましたね。カタツムリさんは雨が好きなんだよというお話から背景には絵の具で雨を表現しました。画用紙の上に絵の具をポタン、ポタンと落とした後で傾けると絵の具が雨のように流れましたね。不思議そうに見つめていたDぐみさんだったのでした。
 そしていよいよ梅雨本番に入りお庭に雨が降っているとお庭を見つめて「見て!雨ザーザー!」とDぐみさんです。テラスに長椅子を置き、そこに座って雨の降る音も聞いてみました。どこから降ってるのかな?そんなお話もしながら「カタツムリさーん!」「カエルさーん!」と話しかけるDぐみさん。きっとお庭に遊びに来たカタツムリさんやカエルさんに声が届いたことでしょう。
 
 季節の移り変わりを体や耳でじっくり感じたDぐみさん。お部屋の時間にはたなばた飾りのご相談に入ってきました。『あさ、ひる、よる』があることを知り『ほし、つき、あまのがわ』という言葉にも触れながら、少し広い世界にも目を向けてみたいと思います。そこで感じる不思議や発見、面白さをまたお友だちと一緒にたくさん共感しながら感じていきましょうね。 
 
(2013年6月26日 七尾幼稚園 Dぐみのお部屋から)

トップ アイコン今月のトップページへもどる

直線上に配置