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Dぐみのお部屋から

担任 鳥越 澄江



 幼稚園のお庭の大きな桜の木は、ピンクの桜の花びらから緑の青葉へと生き生きと移り変わりました。お天気の良い日も増々増え、少し汗ばむ様子も見られるようになりましたね。今年もDぐみのお部屋の窓からはお庭のプランターにきれいに咲いたチューリップのお花がよく見えました。毎日プランターを眺めて「赤さいた!」「白はまだだね〜」とそんなお話が聞こえてきたり、♪さいた〜さいた〜♪とお歌が聞こえてきたりしたのでした。お庭からDぐみのお部屋を見つめるチューリップさんたちに優しく見守られながら、新しいDぐみさんのお部屋が始まりましたね。



 四月五日は始業式、六日は入園式でした。新しいお友だちも迎えたDぐみのお部屋では、少し前よりDぐみのお部屋で過ごしていた お友だちが“Dぐみのおにいちゃん、おねえちゃん!”ととっても嬉しそうな様子でしたね。Dぐみのお部屋の新しいお友だちに、積極的に色々なことを教えてくれようとしたり、お世話をしてくれようと張り切っていた姿も見られたのでした。そんな同じお部屋の身近な周りのお友だち、そしてABCぐみのお兄ちゃん、お姉ちゃんに優しくしてもらい受け入れられていることを感じることで、初めて七尾幼稚園で過ごすお友だちも新しい環境での不安もすぐに和らいだようでした。新しい幼稚園生活になじむのも早く、今ではお部屋のお友だちのお互いのお顔やお名前もすっかり覚えて一緒に過ごすことを楽しみながら笑顔もたくさん見られるようになりましたね。それぞれの名前のマークシールも誰が何のマークだったかな?と覚えてしまってマークシールでのお返事遊びではマークを見てはそのお友だちのお名前を呼んだりと、お互いの存在を意識して認め合って過ごすことができているようです。
 でもそんなDぐみさんは幼稚園で一番小さなお友だちです。日常生活の中での簡単にできそうなことでもDぐみさんにとってはとっても難しいことも。そんなときは周りのお兄ちゃん、お姉ちゃんがたくさん助けてくれることでしょう。そんな幼稚園全体的に感じられる大きな安心感の中でお友だちや先生と一緒に、これから楽しい幼稚園生活をたくさん過ごしてきましょうね。


 新学期が始まってあっという間の二カ月の中でもDぐみさんにとって初めてのことがたくさんありましたね。粘土の感触、のりの感触もとっても面白かったようで積極的に触れてみて感じていたようでしたね。のりを使ってのこいのぼり製作では初めて作った自分のもの。仕上がると本当に嬉しそうでしたね。そして母の日プレゼント作り。「ママにあげる!」とDぐみさんなりにプレゼントすることを楽しみにしながらお心込めて作っていましたよ。また、イースターの卵探し、Cぐみさんと一緒に小丸山公園へお散歩に行ったり、バスに乗ってでか山見学に行ったり、カブトムシの幼虫にも触れてみました。初めてで楽しいこと盛りだくさんでしたね。

 Dぐみさんの一年間の始まりです。何に対しても興味津々、積極的で好奇心に満ち溢れる輝くDぐみさんの視線を受けて、これから色々なことを見て触れて感じながらいろいろな人との関わりの中で思いっきり楽しんで過ごしていきたいと思います。たくさんの驚きや感動をたくさん味わって楽しいDぐみさんのお部屋の時間にしましょうね。今年度も、どうぞよろしくお願い致します。   

(2013年5月27日 七尾幼稚園 Dぐみのお部屋から)

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