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Dぐみのお部屋から

担任 鳥越 澄江


 朝、夜、そして月や星など広い世界を少し感じながら過ごした7月。
 6月のある日、今日はDぐみさんのお部屋にお客さんが来るよとお話をしました。「おきゃくさん?」「いっぱいくるの?」と少しわくわくしながらのDぐみさんのお部屋に来てくれたのはCぐみさん。そして一緒に『ぼくのミックスジュース』のダンスのご相談が始まりましたね。“ミックスジュースミックスジュース”というフレーズがすぐにお気に入りになったDぐみさん。手をグルグルまわして「ミックスジュースしよう!」と声が聞こえました。手にはスイカとパイナップルの飾りも。お友だちと一緒に「いっしょだね」と何度も言ったり、飾りをつけると更に楽しく嬉しいDぐみさんでした。お歌も覚えて口ずさみながらお歌に合わせて体を動かすことの楽しさをたくさん感じることができましたね。普段とはまったく違う当日ではどんなお姿であっても、それまでにお友だちと一緒にたくさん楽しめたことが何よりも素敵で嬉しいことであり大切にしたいなと思うのでした。

 数日後、たなばたさまの会で園長先生より聞いた『お星さまにさわりたい!』をDぐみさんもお庭に出てやってみることに。たくさんお星さまに触りたいと気持ちを込めて両手をペタリ。両手には星くずがついていましたね。不思議そうなでも嬉しそうに手を見つめるDぐみさん。その後はお星さまのかいじゅう(アリ)を探してみたり、お星さまに穴を開けてみたりしましたね。いつもならお砂遊びの道具を真っ先に手にとって遊ぶところ、その日は道具を使わずに両手で穴を掘ってみたり、両手を埋めてみたりと一番近いお星さまを両手でたくさん感じながらたっぷり触れて楽しむことができたのでした。何度も「見て!」と星くずのついた両手をお友だちや先生に見せてくれたDぐみさん。星くずでお友だちと一緒にお遊びはとっても楽しかったですね。

 Dぐみさんのお部屋から見えるお庭のプランターのお野菜も大きく色鮮やかに実り初めていますね。「あ!トマト!」「あかくなったね〜!」などなどDぐみさんも興味津々。「見るだけ!」「さわったらだめ!」とお約束はお口にするものの、でもやっぱり気になって手がトマトの側に…そんな様子もありながらでした。ホールの時間にみんなの前で先生が収穫したトマトをお弁当の時間に試食。「おいしい〜」とニッコリ嬉しそうでしたね。
 
 そしてブルーベリー狩りに出かけました。バスの中から「いっぱいとる!」と気分はワクワクなDぐみさんでしたね。どこにあるのかな?いちごみたいに土の上かな?そんなお話をしながら能登島大橋を「わー!海ー!」と楽しく渡りブルーベリー園へ。自分で黒く熟した実をとってお口に入れる子、実を上手にとってカップにたくさん集める子、まだ未熟な緑の実もとってしまう子、とってもらった実をペロリとお口に入れて味わう子。それぞれに初めてのブルーベリー狩りを楽しんだ様子でした。ブルーベリーはこんな色でこんな味、こんな風に実っているんだな等々それぞれに感じながら楽しむことができましたね。頬がピンク色になり「おいしかった!」「いっぱいとった!」と話すDぐみさんの帰りのバスの中はお歌を歌ったり。お友だちと一緒にバスでのお出かけは楽しかったですね。

 早くも一学期が終わろうとしています。不思議や面白いことをたくさん感じて過ごしましたね。次には『夏』がやってきます。またお友だちと一緒に夏ならではの遊びも思いっきり楽しみましょうね。     
(2012年7月20日 七尾幼稚園 Dぐみのお部屋から)

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