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Aぐみのお部屋から

担任 坂井 菜見子

 

幼稚園のアジサイのお花もようやく咲き始め、梅雨の季節が感じられるようになりました。幼稚園の玄関では、モリアオガエルの卵からぴょん、と飛び出すおたまじゃくしの姿をみんなで見てみたりもしています。Aぐみさんの中には朝登園してきてから「ずっと見てたんだよ!」とおたまじゃくしが生まれるてくるのを数えていたお友だちもいました。季節の変化を感じ、梅雨の季節も楽しんでいるみんなです。
 自由遊びの時間にはお外に出て、遊ぶのが大好きなAぐみさん。虫探しも大好きです。幼稚園のお庭にいるだんごむしやミミズを見つけるのも得意です。そんなAぐみさんにもっともっと身近な生き物に興味を持って、生き物を大切にするお気持ちを育ててもらおうと、Aぐみのお部屋でカタツムリを飼ってみることになりました。図鑑や絵本を探してカタツムリの飼い方を自分たちで調べたAぐみさん。書いてあることをみんなで読んで、必要なものを集めることにしました。まずはお家作りをしました。土をいれて、幼稚園のお庭でみんなで小枝や葉っぱを拾い集めました。みんなで「この葉っぱいる?」「枝いれたら登って遊ぶよ!」と相談しながら作ったお家、カタツムリをいれてあげるとさっそく枝の上を橋のように渡っていたカタツムリ。そんな姿をみて「嬉しそうだねぇ!」とニコニコ笑顔になったAぐみさんでした。乾いたら死んでしまうカタツムリのために、毎日きりふきで水をかけてあげるのもお当番さんのお仕事になりました。お家からにんじんを持ってきて、エサをあげたお友だちもいます。
 
 また、同じく梅雨の生き物、おたまじゃくしも飼ってみることになりました。絵本で飼い方を見て、水槽を準備したAぐみさん。エサをあげることも、水槽のお水換えをすることもみんなでしています。後ろ足、前足が生えてくると、エサを食べずにしっぽの栄養で育つ、ということを知ったり新しい発見もありました。そうしてカエルになった第一号はみんなでお庭に逃がしてあげました。卵の時から見てきてエサをあげて、大きくなったカエルさん、お別れの前に「じーっ」と顔を見つめあっていたお友だちもいました。「元気でね~」「また遊びにきてね」とお庭に逃がしてあげました。こうして小さな生き物とたくさん触れ合い、お世話をして親しんだ6月でした。これからも小さな生き物たちにも優しいお気持ちで、大切にするAぐみさんでいてほしいと思います!

 また、6月には『花の日』や、『父の日』がありました。いつもお世話になっている方々にお花を渡して感謝の気持ちを伝えたり、父の日に向けてお父さんへ感謝のお心を込めてプレゼントを作りもしました。たくさんの人に支えられて大きくなったこと、感謝の気持ちを感じることができましたね。
 7月7日には『たなばたさまの会』があります。Aぐみさんのお部屋では七夕に向けて、七夕飾り作りをしています。UFO作りでは「ワレワレハ、ウチュウジンダ~」とUFOに乗った宇宙人気分で、カラーセロハンで作った窓をのぞいてみたり、楽しく七夕飾り作りをしています。
 合奏のご相談や、新しい楽器『ハーモニカ』にも挑戦しています。「吹く」「吸う」ことから練習してみました。初めて音を鳴らしてみたときは「わあ!」「面白い!」と目をキラキラさせていたAぐみさん。中にはがんばって吹きすぎて「くるしい・・・」と言っているお友だちもいました(笑)。みんなで「ドレミ~」と音階を吹いてみても、初めはバラバラだった音が、少しずつ息があってきて、きれいな音色が聞こえるようになってきました!たなばたさまの会でも、Aぐみさんみんなの息を合わせて素敵な演奏を聞かせてくれることでしょう。楽しみにしていてくださいね。

(2012年6月29日 七尾幼稚園Aぐみのお部屋から)

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