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Cぐみのお部屋から

担任 宮田 加穂子

 二〇一二年四月。暖かい春の日差しに誘われ、幼稚園のお庭にはいろいろなお花がキレイに咲きました。そんな春の訪れと共に、Cぐみさんのお部屋がスタートしました。4月7日の『入園式』。胸にはピカピカのピンクバッチとお花のコサージュをつけ、いつもとは違う雰囲気にドキドキワクワク。お名前を呼ばれるとさらにドキドキ。「はーい!」と元気なお返事を聞かせてくれましたね。お部屋の活動では、好きなお花飾りをお選びしてボールドに貼り、かわいいお花畑を作りました。「ぼく、ここに貼ったよ!」「わたしここ!」と貼ったお花をそれぞれに探すことも楽しかったですね。
 入園当初、お家の方と離れ、「いってきます」ができず「ママ〜!」と涙がポロポロこぼれたり、お遊びしているうちに思い出して「お家に帰りたいよ〜」ということもありましたね。それでも、幼稚園で過ごすことに慣れてくると、その涙はニコニコ笑顔へと変わっていったのでした。
 4月当初のお部屋の時間には、『幼稚園探検』をしました。幼稚園にある道具やお約束を一つひとつ確認。少しずつ幼稚園のことを知っていきましね。初めは「わからないよ〜!」と、困り顔だったCぐみさんも、今では、「おしらせばさみ出した?」と、お友達同士で教え合ったり「タオルかけたよ!」「おもちゃはここに片付けるの!」と、だんだん頼もしいお顔に変わっていったのでした。
 クレヨンやのりを使っての製作遊びも、Cぐみさんみんなで楽しみました。『こいのぼり製作』では、ハサミを使ったりのりで貼ったりといった作業を、とても真剣なお顔で頑張っていました。できあがったこいのぼりを手に持ち、お庭でこいのぼりのお歌を歌いながら歩いたり泳がせたり、本当に楽しかったですね。できた喜びに、笑顔いっぱいのCぐみさんでした。


 そして、もう一つ製作をしたCぐみさん。大好きなお母さんにお渡しする『母の日のプレゼント』をご相談しました。「プレゼントするまでお母さんには内緒!」とみんなで内緒にして活動しました。「ママ喜ぶね!」と、お話しながらワクワクのCぐみさんでした。お母さんのお顔を描いたお絵描きでは、「お化粧しているお母さん」や、「お料理しているお母さん」など、大好きなお母さんを思い浮かべながら嬉しそうなご様子で描いていました。一人ひとりのお母さんが目に浮かんでくるような、ステキな絵でした。そして、できあがると「きょう、持って帰るの?」「お家帰ったらママに渡すの!」と、お持ち帰りが待ち遠しいという様子。みんなの笑顔がたくさんつまったプレゼントとなりました。

 Dぐみさんと一緒に小丸山公園へお花見遠足にも行きました。Dぐみさんの小さいお友達と手をつないで行くとあって、お兄さんお姉さんなお顔のCぐみさん。優しくゆっくり進んでくれました。みんなで見たたくさんの桜のお花も本当にキレイでした。
 初めてのことがいっぱいの幼稚園。みんな一緒に触れて感じながら、Cぐみさんみんなで成長していきたいと思います。これからも楽しく過ごしていきましょうね。一年間、どうぞよろしくお願いいたします。         
(2012年5月18日 七尾幼稚園 Cぐみのお部屋から)

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