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Aぐみのお部屋から

担任 坂井 菜見子

 Bぐみさんの頃から、Aぐみさんになれることを今か今かととても楽しみにしていたみんな。4月になると、ピカピカの青バッチをもらい、憧れのAぐみさんのお部屋にかわり、ますますやる気に満ちた表情で、毎日を過ごす姿がありました。Aぐみさんスタートから、2か月ほど経ちましたが、毎日元気に登園し、時には小さいお友達の手助けをしたり、一緒に遊んだりと、年長さんらしい頼もしい姿もたくさん見せてくれているAぐみさんです。

 Aぐみさんになると、お当番さんのお仕事も増えます。ホールの時間にみんなが座るおイスを並べることや、Aぐみさんのお部屋の横にあるベランダのプランターにお水やりをすること、金魚さんのエサやりをすることなどです。前のAぐみさんがしていたのを見ていて、覚えていたみんなは「おイス並べするんでしょ!」「金魚のエサはどうするの!」と先生が言うより先に、聞きにきては大はりきりでお仕事をしてくれました。
 晴れている日は毎日ベランダに出てお花や、野菜の苗にお水やりをしているAぐみさん。毎日お水やりをしていると「チューリップのお花咲いたよ!」と一番に咲いたチューリップを見つけたり、「いちごのお花さいてる!」といちごのお花を見つけたり、みんなで植えたお野菜の苗にもお花が咲いたりと、嬉しい自然の変化も身近に感じることができます。そんなベランダでお過ごしするのが大好きなAぐみさん。ベランダに咲いているチューリップを見つけて、自分たちで作ったちょうちょを飛ばして遊んだり、子どもの日に向けて作ったこいのぼりをベランダで泳がせて遊んだり、桜の花が散るころには、ベランダに立って花びらが風で舞いあがるのをみているだけでもなんだか楽しそう、そんなみんなでした。お弁当の時間にも、はやく食べ終わると「ベランダいってもいいですか!」と先生に聞きにきて、遊びにいきます。時にはそこで「だるまさんがころんだ」をしたり、女の子たちは体操部のようにストレッチや体操をしていたりします。これからもみんなで、季節の変化を感じながらベランダでお過ごしすることも楽しみです。

 Aぐみさんになると、お当番活動の他にもちょっと難しいことをしてみたりします。製作でも難しいちょうちょを折り紙で折ってみたり、指スタンプでヒヤシンスのお花を作ったり。5月には母の日があるので、みんなの大好きなお母さんへプレゼント作りもしました。Aぐみさんのプレゼントはプラ板で作ったキーホルダーを作りました。プラ板にお母さんのお顔、そしてカラフルに模様をつけました。油性ペンを使い、一度描いたら消せない、という緊張感に真剣なお顔になって絵を描いていたAぐみさんでした。そうしてできたプラ板をオーブントースターで焼いて完成です。自分のプラ板を焼く時には前に出てきて小さく縮む様子を見てみました。途中ぐにゃぐにゃに曲がってしまうのを見て「ああ~ぐちゃぐちゃや」「大丈夫かな?」と心配そうに見つめたり、出来たプラ板を見て「わあ!小さくなった!」と喜んだり、楽しくプラ版作りをしました。出来たプラ板はみんなが作ったお手伝い券と一緒に袋に入れてラッピングして持ち帰りました。このお手伝い券も、どんなことをお手伝いしたいか、自分で考えて自分で文字も書きました。そして、そんな一生懸命に作ったプレゼントを、お母さんに渡せたこと、とっても嬉しそうに教えてくれたAぐみさんでした!

 元気いっぱいの十七人でスタートしたAぐみさん。お部屋では毎日みんなの明るく元気な声で溢れています!これからまだまだたくさんの行事や、お部屋での活動、楽しいことたくさん待っています。みんなで力を合わせて、たくさんのことを経験し、成長していきましょうね。Aぐみさん、一年間どうぞよろしくお願いいたします!   

(2012年5月18日 七尾幼稚園Aぐみのお部屋から)

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