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Dぐみのお部屋から

担任 堂脇真規子


新年を迎え、うさぎ年からたつ年へ。冬休みが終わり、幼稚園に戻ってきたDぐみさん。 年末年始の間、お家の方とずっと一緒に過ごしてのお休みあけ。さて?でしたが、気持ちの切り替えは思ったよりスムーズで、むしろ新たに経験した事を持って帰ってきたという様子です。
 「せんせー、おもちたべたよ!」「汁入ったおもち(おぞうに)も」「こーんな大きいの」「2こたべた」「(両手を出して)10こたべた!」(笑)。おもち一つの話題でも、たくさん盛り上がりました。
 他にも家族で出かけたお話や、お客さんがきて一緒に遊んだ等々、一つのお話が広がって、つながっていったりしましたね。それだけそれぞれの言葉数も増え、表現したいという気持ちの高まりを感じました。
 お部屋では、お正月遊びも楽しみました。まず書き初めごっこ。何を描いてもいいのですが、白い紙に黒く筆で描くことは、不思議な感じでしたね。「お兄ちゃんしてた」「おじいちゃんとした」等の声も聞こえました。 文字や言葉にも興味を持ってきたDぐみさん。大きなカルタ遊びも楽しみました。絵を見せると、大きな声で名前を答えていましたね。絵を見て、言葉を聞いて、体を動かして取って。手にした時は、本当に嬉しそうなお顔でしたね。
 牛乳パックの底を使って簡単なコマも作りました。クレヨンで色をぬり、指で回してみると模様が変わってビックリでした。
 そして、折り紙で作ったぞうさんたこ。鼻は長いキラキラテープ。小さいけれどよく飛ぶたこ。お家に持って帰って、また楽しみましたね。自分で作ったもので遊ぶことは、一段と楽しかったですね。
 ある日のお部屋には、ドレスとスーツが登場。♪魔法のつえですよー♪と魔法で変身。好きなドレスとスーツをお選びして、お姫様、王子様に。変身後は、表情やポーズもなりきっていましたね。 
 そして、お話の世界が大好きなDぐみさん。窓ぎわの長いイスに座って♪おはなし、おはなし、パチパチパチパチ♪が始まると、何が始まるのかなと、ワクワクのお顔です。毎日たくさんの絵本、お話しと出会ってきました。
 その中でお気に入りだった『3びきのやぎのがらがらどん』の絵本。3びきのやぎが山の草場へ行こうとするのですが、深い谷川があり橋を渡らなければなりません。そこにはトロルという魔物が住んでいたのでした。トロルとの繰り返しのやりとりが楽しいお話です。絵本を読んでいるうちに、言葉もそのまま覚えてしまいました。トロル=厳しい自然の化身では、という話もあり「たべちゃうぞー」と、こわいトロルですが、子どもたちが演じるとなんだかユーモラス。なかなか人気なんです。また小さいやぎ、中くらいのやぎ、大きいやぎ、という大きさの違いがあり、演じる子どもたちは、イメージを膨らませています。どの役もやってみたい、してみたい!。その気持ちを大事にして楽しんできました。他のお友だちが言葉を言ったり、踊ったりしている時も思わず参加していることもありましたね。さて、おひなさまの会当日は、どんな姿を見せてくれるでことしょうか?
 また、お部屋では空き箱でおひなさまを作りました。多目的ホールのおひなさまに何度も会いに行き、見てきましたね。『着物』という言葉を知り、頭には『冠、烏帽子』手には『扇、しゃく』。お顔もそれぞれの描き方で可愛く描きました。お家の方に会える日を楽しみに待っています。
 どの活動も、一人でするより、お友だちとするから楽しい。みんなで一緒に!と、今日まで過ごしてきました。寒い冬の後に、もうすぐ来る春。次の成長への準備をしているDぐみさんなのでした。 
 
(2012年2月23日 七尾幼稚園 Dぐみのお部屋から)

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