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Aぐみのお部屋から

担任 澤田 愛子

 寒くなってきた十一月。ドッヂボールが大好きになったAぐみさん。毎日、白熱した戦いが繰り広げられ、そこには毎日ドラマがあったのでした。最初はビリビリボール(転がしドッチボール)から始め、キャッチボール、そしてドッヂボールと段階をふんで、ボール遊びを楽しんできました。最初の頃は両手を使ってボールを投げているお友だちが多かったAぐみさん。ところが毎日みんなでドッヂボールを楽しむうちに、片手投げがすいすいできるようになりました。ボールをよけるのも得意になり、何か時間があると「ドッヂボールしたい!」というお声が聞かれるようになっていきました。そして、お帰りの前の時間は毎日“ドッヂボールの時間”に。「今日もドッヂボールのために、お片づけ頑張るげん!」と熱意を燃やすAぐみさんの姿。あっという間にお片づけが終わり、「先生早く始めよー!」と、準備万端でした。なんだかすっかり小学生のよう。日々たくましく成長しているみんなを感じ、先生はとっても嬉しかったです。

 心弾む十二月。もうすぐクリスマスがやってきます。アドベントカレンダーを開くのを毎日とっても楽しみにしているみんな。何が出てくるのか予想しながら、クリスマスを心待ちにしています。また、多目的ホールに登場したツリーの飾りつけでは、CDぐみの小さいお友だちとペアになって、抱っこしてあげたり、飾りつけの仕方を教えてあげながら、一緒に飾りつけを楽しんでいたAぐみさん。小さいお友だちも、Aぐみさんもニッコニコのお顔。そして毎年恒例の雪飾り。綿の雪を雪合戦のようにツリーに向かって投げます。「エイッ!」と投げた雪はツリーの高い位置に。「なんだかいつもの年よりもとっても高いところに雪が飾られたね。これはもしかしてドッヂボール効果なのかな?」と思う澤田先生でした。
 
 クリスマスは、イエスさまのお誕生日。みんなで心からお祝いしようということで、どうしたらイエスさまは喜んでくださるのか考えました。「よいお心をいっぱい持つ事」という言葉が自然と聞かれ、そのよいお心をたくさんお見せできるようにと、献金箱作りをしました。「昨日お母さんのお手伝いしたよ!」など大張り切りのAぐみさん。みんなのステキなお心がたくさん詰まった献金箱をクリスマス会当日、大切に持ってきてくださいね。
 お部屋ではクリスマス会に向けて、色々なご相談をしています。初めての挑戦となるハンドベル。一人一人鳴らす音が重なって初めて、一つの曲になる楽器です。一人一人の音、心が重なり、とても素敵な音色を聞かせてくれています。ABぐみさんで演じるイエスさまの生誕劇『ページェント』では、一生懸命頑張っているみんなの姿があります。またBぐみのお友だちを引っ張っていこうというお気持ちも見られ、頼もしいAぐみさんです。そして、ウキウキのクリスマスソングに合わせての合奏と、盛りだくさん。クリスマス会をどうぞお楽しみに…
 全力で、かけ抜けてきた二学期も残すところあとわずか。様々な経験、体験の中でみんなのまぶしい笑顔、そして時には悔しいお顔、涙、前向きな姿、様々な表情がありました。たくさんの気持ちを抱く中でまた一回りも二回りも大きくなったみんな。そんなみんなの姿を見ることができてとっても嬉しかったです。      
(2011年12 月16日 七尾幼稚園Aぐみのお部屋から)

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