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Bぐみのお部屋から

担任 坂井 菜見子


 秋の深まりとともに、朝晩の風が冷たく感じられるようになりました。それでも毎日元気いっぱいなBぐみさんにはなんのその。みんなのびのびとお遊びを楽しんでいます。

 秋と言えば、やっぱりスポーツの秋。Bぐみさんでもお体を動かしての遊びをたくさんしました。十月、運動会が終わってからも『運動会ごっこ』が続いていました。運動会の中でもみんなが特にやってみたかったのがバトンリレーです。Aぐみさんがしていた時も、憧れのAぐみさんが走るのを真剣に見つめたり、お姉ちゃんに「がんばれー!」と声をかけたり応援にも熱がはいっていました。そんなリレーをいざやってみると、やっぱり大興奮だったBぐみさん。運動会を過ぎて、走りもまた一段と速くなりました。みんな一生懸命走り、自分が走らないときはそのチームの応援に燃える、そして勝敗に一喜一憂、と大盛り上がりのリレーでした。

 また、秋らしくどんぐり拾いのお散歩に公園にも行きました。袋いっぱいにどんぐりを拾って、秋晴れの空の下思いっきり走って競争したりもしました。どんぐりでドングリゴマ、やじろべえと、オモチャとしても楽しみました。ドングリゴマ回し大会もしました。初めはうまく回せなかったお友だちも、何度も何度も練習して長く回せるようになったり、逆さまで回すことができるようになったお友だちもいました。そんな、Bぐみさんみんなが熱中したドングリゴマ回しでした!

 秋と言えば、その二。食欲の秋です。十月はおいもほりがありました。でぶいもちゃんに、ちびいもちゃん。たくさんおいもを掘り、やきいも大会をしました。Aぐみさんと一緒に、焼くところから参加したBぐみさん。自分たちで焼いたその味は格別です。「おかわりー!」の声が後を絶たないBぐみさんでした。それから、おいしい秋の果物『りんご』も、自分たちの手でとりました。種類は『ふじ』と教えてもらい、その場でとれたてのりんごを切って食べさせてもらいました。「ふじの甘さが口にふわ〜ってなってる!」なんて声があがるほど、特別なおいしさでした!

 十一月に入ると、『お金ごっこ』が始まりました。お部屋では「お金ごっこが始まったという事は…」とご相談が始まり、「おかいものごっこだー!」、すぐにピン!と来たお友だちの声にみんなで盛り上がりました。お店屋さんの品物を何にするか、すぐお話合いになりました。でてきた意見はやっぱり秋らしく、りんごや柿、ぶどうといった果物でした。中には「パイナップル!」「グレープフルーツか、バナナ!」と言うのも。そうして作ってみることになったのが、ネギ、ミニトマト、柿、バナナ。秋と言えば、その三。芸術の秋…お店屋さんごっこの品物作りをたくさんしました。くるくる巻くのが意外と難しかったネギや、小さいミニトマト、大きめな柿。そしてバナナは本物と見比べてみると、ちょっとありえないくらいの大きさがほとんどでしたが(笑)作りながら「あ〜お腹すいてきちゃった♪」「バナナたべたーい」とお話ししつつ、その出来映えに大満足のBぐみさんでした。また、お花も作りました。これまたちょっと難しい作り方で、それを幼稚園のお友だちの数作るので八〇本近くのお花を作ります。それでも一本作って、次、と「まだまだ作る〜!」とやる気満々で取り組んでいたみんなでした。出来た品物、形はちょっとバラバラだけどみんなで楽しみながら作り、お店で売ることもすごく楽しみにしていたBぐみさん。お店屋さんになって「いらっしゃいませー!」の大きな声も元気いっぱいでした!

 秋の深まりを感じながらも、冬の足音も近くに感じるこの頃です。十二月に向け、みんなが大好きなクリスマスの準備もしながら、今年の残り一カ月とちょっと、Bぐみさんみんなで楽しくお過ごししていきたいと思っています。  
(2011年11月17日 七尾幼稚園Bぐみのお部屋から)

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