直線上に配置

職員室から

副園長 釜土蘭子


 七尾幼稚園のお庭の象徴とも言える、桜の木。今年の春には見事な花を咲かせ、夏には葉が茂って子供達の為にいい日陰となってくれました。
 ところが・・・。
 運動会ごっこを始めると、垂れ下がった枝がちょっと邪魔になってしまうのです。Aぐみさんがリレーをするコースの上にかかっています。全力疾走している時にやりにくいかなぁ・・・。枝を切った方がいいかなぁ・・。
 けれどこの桜の木には並々ならぬ思いのある蘭子先生。
 一九九〇年の園舎改築の時に建築業者の方に大きな枝を切られたり、台風にさらされたりで一時期は本当に枯れてしまいそうだったのです。専門の人にみて頂いたり、薬をぬってもらったり、試行錯誤を繰り返しながら今の姿があります。
 運動会の為には切らねばならぬのか・・・。 ところがそんな時、桜が切られてしまうという悲劇の夢を見てしまった蘭子先生。これは「切らないで!」という事かなと。
 そこでヒモでしばって下がった枝を持ち上げることになりました。大人の頭には少しかかってしまうのですが、少々我慢してくださいますように、お願いします。
(2011年9月30日 七尾幼稚園 職員室から)

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