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Bぐみのお部屋から

担任 坂井 菜見子


 梅雨の季節が明け、ジリジリと暑い日差し照りつける夏の季節がやってきました。そんな暑さも吹き飛ばす元気さで、毎日たくさんお遊びしているBぐみさんです。
 6月に入ったころ、Bぐみさんのお部屋では“ビービー!”“シャカシャカ!”“コンコン!”色々な「音」が溢れていました。身近な「音」に触れる活動をたくさんしてみていたBぐみさん。ペットボトルの中に鈴や小豆、小石、ストローを入れたマラカスを作って、音当てクイズもしてみました。いつもはにぎやかなBぐみさんも、このときはみんな静かに耳をすませて、真剣に何の音かを考えていました。このマラカスの中にも使ったストローで、もう一つ音を鳴らす方法があります。先をハサミで切って笛を作ることができるのです。先生がまず鳴らしてみるのを見て「わあ!やりたーい!」と興味津々だったBぐみさん。それぞれストローをもらって吹いてみると・・・初めはなかなか音が鳴りませんでした。「できない!」と、中には涙目になっているお友だちもいたのですが、それでも何度も何度もあきらめずに吹き続けていたみんな。一度鳴ったと思ったら、「また鳴らなくなった〜」ということもあったり、ずーっと鳴らし続けているお友だちがいたり、音が鳴らずに悔しいお顔のお友だちがいたり、しばらくたってからお家でストロー笛を作ってきて上手に鳴らせるようになっているお友だちがいたり、それぞれの結果を残したストロー笛でした。
 そんな「音」を楽しんでいたBぐみさん、楽器を使って合奏のご相談もしてきました。「南の島のハメハメハ大王」のお歌をご紹介した時は「ハメハメハ〜♪」の部分が面白くて「え〜!」と笑っていたBぐみさん。お歌を覚えて歌っていく内に、男の子たちは「ハメハメハー!」とカメハメハを手で作って、繰り出しながら歌うのが楽しくなっている、なんてこともありました。合奏の時は、それぞれの楽器を持つと嬉しくてニコニコのお顔になるBぐみさん。初めてみんなで合奏をしてみた時は、嬉しくてお休みのところもずっと楽器を鳴らし続けるお友だちがいたり、うまく鳴らせたのが嬉しくてお友だちを振り返っていたら、次に鳴らすのを忘れちゃった!というお友だちもいたりと、楽しく元気な、でもちょっとばらばらだったみんなの合奏でした。それでもお友だちの音を聞いたり、みんなで何度も合奏をしていく内に少しずつ息の合った元気な合奏をきかせてくれるようになりました。
 「たなばたさまの会」でも、そんなBぐみさんみんなでした元気な合奏がとっても素敵でした。お友だちやお家の方がたくさん見ている中で、ちょっと緊張のお顔もあったけれど、それも乗り越えて一生懸命合奏、お歌を歌っているBぐみさんみんなのお姿が、またひとつ大きくたくましく成長したことを感じられ、嬉しく思った坂井先生です。
 また七夕に向けては、たなばた飾り作りのご相談もたくさんしてきたBぐみさん。折り紙を使って、ちょうちんや扇子、星の折り姫様などを作り、少し難しい製作にも挑戦してみました。初めは「できん!」と言っていた男の子が自由遊びの時間にも星の形を自分一人で作って見せてくれたり、「ちょうちんお家で作ったよ!」と教えてくれたりしました。製作が大好きな女の子はたくさんのお星様を作っていました。お部屋の時間だけではなくて、自由遊びの製作コーナーでのお遊びもたくさん楽しんでいるBぐみさんの姿があります。
 お外遊びも大好きで、虫探しをしたり、鉄棒をしたり、お砂遊びをしたり、野菜のプランターにもたくさんお水やりをしてくれたBぐみさん。真っ赤になったできたミニトマトをみんなで食べてみることもできました。季節がどんどん夏へと変化していく中で、Bぐみさんの成長もこれからもっと楽しみに思っています。暑さに負けず、夏も元気いっぱいでお遊びしていきましょうね!
(2011年7月20日 七尾幼稚園Bぐみのお部屋から)

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