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Cぐみのお部屋から

担任 鳥越 澄江

 二〇一一年度四月。Cぐみさんのお部屋がスタートしました。個性豊かで元気いっぱい、とっても楽しいCぐみさんです。

 九日は『入園式』でした。素敵なお洋服で登園したCぐみさん。お胸にはお花のコサージュとピンクバッチ。とても嬉しそうな様子でした。しかし、不安なお気持ちもあり、お母さんと離れられなかったお友達もいましたね。それでも、お名前を呼ばれるとお返事をしてくれました。そんな様子を見て嬉しかったです。
 








 入園してしばらくは、「ママ・・・」と涙があふれることもありました。先生や幼稚園お友だちと一緒に好きなお遊びを見つけて遊んでいる間に笑顔もみられるようになりましたね。入園して二カ月が経とうとしている今、同じお部屋のCぐみさんのお友達と一緒にお遊びを楽しむ姿も少しずつ見られるようになりました。一緒に遊びたいお気持ちはいっぱい。でも、言葉で「一緒に遊ぼう」と上手くお友達に伝えられず、「こっちこっち」とお誘いしているのですが、誘われたお友達が少しびっくりしてしまうこともありますね。お友達と一緒に遊ぶと楽しいという経験をし、これからますますお友達と関わって楽しくお遊びしていって欲しいなと思います。また、一人で好きな絵本をじっくり見たり、折り紙をしたりして楽しんでいる時間も大切にしたいと思います。どんどん自分が没頭できる好きなお遊びも見つけていき、より楽しく幼稚園生活が過ごせるといいなと思っています。
 
 お部屋の時間では、クレヨン、のり、ハサミ、粘土などのお道具のご紹介をしていきました。のりをご紹介するときには最初に『のりののりこさん』という絵本を見ました。自由画帳にクレヨンで描いた絵と、折り紙の切り絵をのりののりこさんがくっつけて、一つの素敵な絵にするお話です。のりをお道具箱から持ってくるときには自然と「のりののりこさ〜ん」と言っている様子もあるCぐみさんです。実際にのりを使うと、のりの感触を楽しむ子、のり自体を見て楽しむ子、何か分からずに戸惑いなかなかのりに手が出ない子などさまざまな様子が見られました。なかなかのりをさわり貼ることができなかったお友達も、少しずつのりに触って折り紙など貼りましたね。のりを使って、楽しく製作活動ができるようにお話をしていきました。そしてまだまだ使い慣れないお道具を使って、のりだけではなくハサミも使い、こいのぼりの製作をしましたね。
 
 Cぐみさんのお部屋が始まってまだ二ヶ月です。先生のお話よりも周りのものやお友だちに興味がいってしまうこともあります。けれども一緒に面白いこと、不思議な事を経験しながら、先生のお話は面白いんだよという事がこれから少しずつわかってもらえたらいいなと思います。一緒にいろいろなことを経験していきながら、Cぐみさんみんなで成長していきたいと思います。元気も笑顔もいっぱいのCぐみさん、毎日楽しくお過ごししていきましょうね。どうぞ、一年間よろしくお願い致します。  
(2011年5月31日 七尾幼稚園 Cぐみのお部屋から)

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