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職員室から

副園長 釜土蘭子


 今年の漢字というのが話題になっていました。8月9月が猛暑だったということで、「暑」。寒くなった冬に聞くとなんだかピンときませんね。
さて、みなさんにとっての今年の漢字はなんでしょうか?

 私にとっての今年の漢字は「建」。とにかく建築であります。とにかくこの建築を完成させること。建築中も幼稚園の全てがいつもの年と同じようにすすんでいくこと。そればかりが頭の中にあります。
木曜日の午後には必ず「建築の打合会」があります。設計士さん、現場監督さんをはじめとして、建築関係の方と打ち合わせをするのです。私の方からは主に幼稚園の行事予定をお話ししたりします。そして現場監督さんからは、毎週工事の工程についての説明があります。
 この説明が私にとっては?なのです。「足場組み立て」「シート防水」くらいならすぐわかります。でも「スラブCON」「VE案」「パラペット」「オーバーフロー」と続くとわからないのです。私がわからない言葉を一つ一つ聞いていたら、打ち合わせがすすまないので、なんとなくこういうことかなぁと思いながら聞いていることにしています。大事なことかなと思うと、横にいる現場監督さんに「これはなんですか?」と聞いてみることもあります。その場で聞くのはどうかなと思うことは、終わった後でインターネット検索。この年になってわからない言葉だらけの経験はなかなか貴重です。

 さて、今年も恒例の「お金ごっこ」が十一月から始まりました。
 昨年度から在園している子供達にとっては当たり前の「お金ごっこ」のルールは、新しく加わった子供達には?の連続です。「おかねって何?」「どうやってとるの?」「なんで千円札を持っている子がいるの?」「おそうじタイム?」「りょうがえって何?」「くじびきは一回目はただってどういうこと?」
転入してきた子供達やCぐみDぐみの子供達にとっては?の連続です。
 そして子供達の報告を受けるご家庭の皆様にも?の連続でしょう。
 「バイトして五百円をもらった」
 それ何?

 なんとなくわかりながら、大事なところは先生やお友達にしっかり聞いて、ついてきてくださいね。
 「1月になったら大あたりがあるよ」。
(2010年12月16日 七尾幼稚園 職員室から)

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