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Aぐみのお部屋から

担任 澤田 愛子

 七月になり、まだまだ降り続く雨。晴れ間を首を長くして待つAぐみさんです。そんな中、ベランダのお野菜はぐんぐん成長し「ミニトマトがだんだん赤くなってきたよ!」「なすびが大きくなってきた!」「えだまめできとる!」などみんなで喜ぶお声が聞かれます。蒸し暑さに負けず、元気いっぱいのAぐみさんです。

 七月三日にあった『たなばたさまの会』。Aぐみのお部屋ではいろいろなご相談、挑戦をしてきました。まずは七夕飾り作り。宇宙ってどんなところなんだろう?と、思いをはせ、作ったロケット。新しい材料のカラーセロハンを使ってカラフルな窓を作りました。カラーセロハンに大興奮!「世界が緑と黄色に見える〜!」と、とっても楽しそうでしたね!そして自分たちで書いた願い事は「ケーキ屋さんになれますように。」「むしはかせになれますように。」「てつぼう頑張れますように。」など様々でした。お心を込めて一生懸命書いた願い事、お空に思いが届き、きっと叶うと思いますよ。たくさん作った七夕飾りは、自分たちでたこ糸を結んで笹に飾ることになりました。細い糸を結ぶのは至難の業。実は、みんなできるかな〜?結構大きな挑戦だなと思っていた澤田先生。でもいざ挑戦してみると、指の先を集中させて、細い糸を一生懸命結んでいたAぐみさん。その真剣な眼差しに驚きました。みんな自分たちの力で頑張って付けることができ、さすがAぐみさんだなぁと感心した澤田先生でした。そして今回、新しい楽器のハーモニカに挑戦しましたね。吹くと吸うという二つの口の動きによって奏でられる音色。最初はなかなかうまく音が出ず、「う〜ん。難しい・・・」というお声もありました。しかし、毎日のご相談の中で徐々に音が出て、上達していきましたね。その度、みんなで喜びを分かち合い、もっとしたい!という気持ちが増していったのでした。『カエルのうた』と『キラキラ星』の二つのお歌を演奏することができるようになり、お弁当を食べ終わるとすぐに「ハーモニカする♪」という声が聞かれるようになりましたね。 

 また合奏では、みんなで相談し『ともだちシンドバッド』のお歌に決めました。「シンドバ〜ッド、シンドバ〜ッド♪」のフレーズがお気に入りになったAぐみさん、知らず知らずのうちにみんな口ずさんでいたのでした。楽器決めのときには、それぞれが納得して楽器を決められるよう、お友だち同士でお話し合いをしました。自分の担当になった楽器に愛着をもち、楽しみながら一生懸命頑張っていました。そして、迎えた会当日。お家の方の前でちょっぴり緊張気味の様子のAぐみさんでしたが、みんなでお心を一つに、とても素敵なハーモニカと合奏をご披露することができました。この挑戦を通して、気持ちを一つにみんなで同じ目標に向かって頑張ることの素晴らしさを実感することができ、更に絆が深まったのではないかと思います。

 そしてAぐみさんは、もう一つの挑戦をしました。それは『よさこい』です。鳴子を手にし、毎日汗をかきながら元気いっぱいよさこいを楽しみました。港ヨイサ、ななおまだら、会いたかったの三曲。十七日のちびっこカーニバルでは、赤のはっぴにハチマキと気合い十分でのびのびと踊り、がんばりましたね。

 楽しかった一学期も残りわずか。夏休みにもワクワクなお楽しみがいっぱい待っています。暑さに負けず、元気いっぱいに過ごしていきましょう!
(2010年7月20日 七尾幼稚園Aぐみのお部屋から)

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