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Dぐみのお部屋から

担任 堂脇真規子



 梅雨に入り、雨が降ったりやんだり、と思うと急に良い天気になったり…と、予測しにくい天気が続きます。そんな天気に子どもたちのお体の方も、ついていきにくい様子もあったりしましたね。もちろん雨の日は、大好きなお外にはでられません。
 でも、大事な梅雨の季節。雨は、草木を潤し、雨を喜ぶカエルやかたつむり等の小動物もいます。
 玄関には、たくさんのオタマジャクシが子どもたちの登園を迎えてくれますが、どんどん成長し変化しています。足が出て、手が出て…。気づいて「ほら!」と、教えてくれたり、不思議そうに立ち止まってじっと見ていたりするDぐみさん。
 ある日のこと。晴れ間をみてお庭探検の後、園庭で遊んでいると、そこへBぐみさんも何かを持って出てきましたよ。興味津々の視線の先に映ったのは、小さなカエルたち。あのオタマジャクシの変身した姿です。一匹づつ、お庭へ。Dぐみさんも加わって、一緒にバイバイとお別れしたのでした。
 玄関にはもう一つ、変身を待っている虫の姿が。♪キャベツーの中からアオムシでたよ♪ではなく、ゆずの葉に住むアオムシさん。ゆずの葉をムシャムシャ、食べて進んでいます。まるで食欲旺盛のDぐみさんのよう。そんなアオムシも変身の時が来ました。ホールの時間には、園長先生より♪アオムシが、さなぎになって、チョウチョになるよ♪と、楽しいフレーズをご紹介。口ずさんでいたDぐみさんたち。その通りチョウチョに変身。ある日は、みんなでお空へバイバイ。変身の時を迎えて旅立つカエルやチョウチョ。身の回りは、まだまだ不思議なことがいっぱいです。  
 そんな変身の世界を身近に感じながら、過ごしてきたDぐみさん。Dぐみさんも少しづつ、変わってきましたよ。見知らぬ生き物が、身近な存在に変身するように、お友だちも名前を覚え、「あの子」から「○○ちゃん」へ。 時には「○○ちゃんと同じね」と、同じことを見つけて、嬉しそうに教えてくれることもあります。バッチの色が同じ、持っているものが同じ、同じ遊びをそばで一緒に楽しんでいるだけでもいいのです。「同じ」ことに気づき、何だか嬉しい気持ちに。身の回りに目を向けるようになってきたからこそ、生まれて来た言葉なのでした。
 また、初めての経験が多いDぐみさん。花の日礼拝には、お花がいっぱい飾られた礼拝堂に入るという経験をしました。高い天井、色付きのガラス。大きな長いイスに座って大きいクラスと一緒に、園長先生のお話を聞き、何だか不思議な気持ちで過ごしましたね。

 そして今、不思議な空の星の世界を夢見て、七夕飾りを作ったりしています。星人形のお顔は黄色い三角を二枚用意。「三角ちゃんと三角ちゃんがトコトコ歩いて来て、こんにちは」と、上下を逆に合わせて重ねると形は『おほしさま!』に。思わずニッコリでしたね。七夕さまに向けて、身近な新しい発見にビックリしたり喜んだり。
 先日からはCぐみさんと【ありがとうのはな】(TVおかあさんといっしょより)のダンスを踊っています。特に♪ありがとうのはながさくよー♪の所が好きで、口ずさんでその言葉にピッタリの動きを楽しんでいます。七夕さまの会でもその様子がお見せできれば、と思うのですが…。ドキドキして、お家の方にピッタリかもしれませんね。それでも、日々の生活の中で大好きなお友だちと一緒に「いっし
 
(2010年6月30日 七尾幼稚園 Dぐみのお部屋から)

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