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Bぐみのお部屋から

担任 坂井 菜見子


 日ごとに日差しも強くなり、夏の訪れが感じられるようになってきました。お庭やホールではお友だちと遊ぶBぐみさんの元気な声が響いています。

 五月、みんな楽しみに待っていたいちご狩りに行くことができました。初めに予定していた日に行くことができなくて、残念そうにしていたBぐみさん。いちご狩りの日まで、「先生!まだいちご赤くならないの〜?」「雨だから今日はいけないね〜明日は行けるかな?」とお話ししつつその日を今か今かと楽しみにしていました。そして待ちに待ったいちご狩りの日、バスで能登島のいちご畑に行きました。おいしそうないちごがたくさん成っているのを見て、とっても嬉しそうだったBぐみさん。畑の中を自由に動き回って、あっちへいったりこっちへいったり・・・時間いっぱい、大好きないちごをたくさん食べました。実はちょっとといちごが苦手、というお友だちもいたのですが、自分の手で採って新鮮ないちごをぱくり!食べてみると、「あまい!おいしい!」とにっこり。そんな嬉しい喜びがあったいちご狩り、楽しかったね。

 六月になると、お家の方が幼稚園にみんなのことを見に来てくれた『保育参観』がありました。
 その日まで、野菜の苗植えをしてみたり、食べ物にはおいしく食べられる季節の食べ物があるということを知って「しゅん」の食べ物クイズをしたりもしました。(この“しゅん”という言葉がなぜか気にいって「しゅん!!しゅん!!」と力を込めて連呼しているお友だちもいました。)それから、食べ物のことをもっと知ってもらおうと少し難しい栄養の色分けのお話もしました。お弁当のおかずを見せてお話すると「あー!私のお弁当に入ってる!」「知ってるよ!」「食べたことあるよ!」と嬉しそうなお顔でお話してくれました。お弁当の前の時間に見ていたので、なんだかお腹が「ぐー」となっちゃいそうなお部屋の時間でした。
 そして参観の日には、栄養のバランスを考えてのお弁当づくりをしたBぐみさん。と言ってもやっぱり好きなおかずをいっぱいならべてみたお友だち、悩みながらバランス良く作ったお友だちもいて、それぞれ個性豊かなお弁当箱ができあがりました。お家の人が見に来ていて、いつもより嬉しくなっちゃったお友だち、はりきって大きな声で発言していたお友だち、みんなの個性もあふれていた参観でした。そんな参観の次の日には、お子様ランチ作りをしました。いろいろなメニューの中から、好きなものを選ぶけれど、“栄養バランス”のこと思い出し、前日よりも時間をかけて、よーく考えてお子様ランチを作ったBぐみさん。後日、お弁当の時間後に「力が出る(の食べ物)!食べたから、力でる!」とはりきって遊びに行く男の子の姿もありました。この活動を通して少しでもBぐみさんが、食べることの大切さ、喜びを知っていってくれたら、と思った坂井先生でした。
 また、六月には『花の日』もありましたね。お花をいつもお世話になっている方々のところへ届けました。
 そして、父の日にむけてはお父さんの喜ぶ姿を想像しながら、プレゼント作りをしたBぐみさん。「お父さんにいつあげる?」「お仕事がんばってって言ってあげよう♪」と持ち帰るのをとっても楽しみにしていましたね。
 そして7月が近づき、いよいよたなばたに向けてのご相談が始まりました。たなばたさまの会に合奏もご披露するBぐみさん。今からドキドキ!だけどわくわく!合奏するお歌はBぐみさんみんなで「おばけなんてないさ」に決めました。みんなのお気持ちを合わせてBぐみさんで初めての合奏、がんばろうね!お部屋の時間に作ってるお飾りもたなばたさまの会の日にお持ち帰りします。今からとっても楽しみな、たなばたさまの会、みんなで楽しみましょうね。
(2010年6月30日 七尾幼稚園Bぐみのお部屋から)

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