直線上に配置

Bぐみのお部屋から

担任 坂井 菜見子


  寒い冬が終わり、幼稚園のお庭に吹く風も、なんだか春の匂い。小さなつくしや、ふきのとうも顔を出し、桜のつぼみもふくらみはじめた近頃。確かな春の訪れを感じながら、元気いっぱい幼稚園でお過ごししているBぐみさんです。

 二月二十七日にあったおひなさまの会、オペレッタ「スーパーモンキーゴクウ」では、Bぐみさんの一人一人が自分の役になりきって、ダンスやお言葉を一所懸命していました。大きな声でお言葉を言う事が出来たお友だち、はりきってダンスを踊ったお友だち・・・「楽しい!」というお気持ちでオペレッタをやりきったみんなの笑顔が、きらきら輝いていたおひな様の会でした。
 おひなさまの会が終わってからも、役を変えてオペレッタをしてみました。「本当はやりたい役があったけど、お友だちにゆずってあげた」「実はバショーオーのダンス踊りたかったんだ〜」などと、他の役がしてみたい!というお気持ちもあったBぐみさん。実際に違う役でしてみると・・・もしかして、おひなさまの会よりも盛り上がっている!?というほど、楽しんでいたBぐみさん。驚いたのは、他のお友だちがしていた役のお言葉、そしてダンス、動きまで、みんなしっかり覚えていた事!坂井先生が「次はこうするんだよ」と声をかけなくても、自分たちでお話を進めていったBぐみさんでした!そんなみんなを見ていると、お友だちが演じている時も、オペレッタを楽しんでいることができたんだな、と感じ、嬉しく思いました。
 更には A、C、Dぐみさんのオペレッタのダンス、お歌まで覚えていたお友だちもたくさんいましたね。お始まりでオペレッタの曲がかかると、歌い出したり、踊り出す姿がいつもみられました。その姿を見るたびに、「あ、○○くんこんなところまで見てたんだ!」「よく覚えているなあ」と感心していました。大好きなことをたくさん感じて、覚えていき、表現していくBぐみさんの姿に、日々、みんなの成長を感じずにはいられない坂井先生です。

 三月に入るとますます時間の流れを早く感じ、Aぐみさんへの卒業のお祝いに、プレゼントのご相談や、合奏のご相談をしながら、Bぐみさんがこのお部屋でお過ごしするのも、後少しなんだな、と実感してきます。Bぐみのみんなも、「4月からはAぐみさん!」と毎日のように嬉しそうにお話しています。自分たちの成長を感じ、またひとつ大きくなることを喜んでいるBぐみさんの姿を、坂井先生も嬉しく思います。

 一年前の四月、新しいお部屋、ピカピカの黄色バッチにドキドキワクワクで新学期を迎えたみんな。Bぐみさんになると、Cぐみさんの時は無かったお当番さんのお仕事が増えて、張り切ってお仕事を頑張っていました。お兄さん、お姉さんになれたことが嬉しいBぐみさんは、小さなお友だちにも優しく声をかけてあげたり、お世話をしてあげたりしていましたね。そして最近は、お隣のお部屋にいるAぐみさんがしているお仕事を見ながら、次は「ボクたちがこのお仕事をするんだなー!」と思いながら過ごしていますね。

 Bぐみのみんなとお過ごした一年間を振り返り、本当にたくさんの成長、変化を感じます。お友だちのお気持ちを考えること、自分を表現すること、お友だちに自分の思いをぶつけてケンカになってしまうこと・・・色んな事を、ひとりひとりが、身体で感じながら成長していった一年だったと思います。お心も、お体も大きくなったBぐみさん。次はいよいよAぐみさんですね!「仲間がいれば、なんでもできる♪グングンズンズングングンズンズン、進め進め、レッツゴー!(スーパーモンキーゴクウのお歌より)」Aぐみさんに向けて、レッツゴー!お友だちとお力・お心をあわせて、ステキなAぐみさんになれるよう、坂井先生も応援しています。Bぐみさん、一年間本当にありがとうございました!
(2010年3月18日 七尾幼稚園Bぐみのお部屋から)

トップ アイコン今月のトップページへもどる

直線上に配置