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Bぐみのお部屋から

担任 坂井 菜見子


 二月になり、立春が過ぎても寒い日が続いていましたが、少しずつ春の足音が近づいている今日この頃。幼稚園では、雪の日も雨の日も晴れの日も、元気いっぱいに遊ぶBぐみのみんなの姿があります。
 二〇一〇年がスタートして、一月八日の始業式から三学期が始まりました。お部屋の時間も「明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」のご挨拶をして、元気に始まりました。お休み明けということで、お正月に行ってきた所や、お年玉をもらったことなど、お話しして教えてくれたBぐみさん。冬休みの楽しかった事をお話ししだすと「きいて!きいて〜!」とみんなでお話に夢中になっていましたね。
 そんなBぐみさん、お正月遊びでカルタ大会を楽しみました。いつもはにぎやかなBぐみのお部屋も、この時ばかりは「しーん」として、みんな真剣に手を膝に置き、耳をすませていました。坂井先生がカルタを読み始めると「はーい!」と元気にカルタ取りをする声が響き、白熱したカルタ大会になりました。Bぐみのみんなが夢中になったお遊びといえばもう一つ、ビリビリボールがあります。コートの中を逃げて、転がってきたボールに当たったら負け、というルールの、ドッヂボールを少し簡単にしたゲームです。女の子同士で固まって逃げる子、いつも最後まで残る、逃げるのが得意な子や、ボールを投げて当てる事が楽しい!と、ワザとボールに当たり、外野に行く子がいたり・・・と、それぞれの個性が見えたりもした楽しいゲームでした。
 一月はたくさん雪が降って、雪遊びもたくさん楽しむことができましたね。ある日、幼稚園のお庭にはみんなのお膝くらいまで雪が積もり、「わあ!」と目をキラキラさせて見ていたBぐみさん。Aぐみさんと一緒に“せえの!”でその雪の中に進んでいくとフワフワの雪にごぼごぼと沈んでいき、嬉しかったりびっくりしたりのお顔でした。雪だるまを並べたり、かまくらを作ったり、ソリ遊び、雪合戦・・・冬のお遊びを思う存分楽しんだBぐみさんでした。
 また、一月にはみんなが楽しみにしていた「進級体験」がありました。憧れのAぐみさんのお部屋でお過ごしする日、みんなのお顔は緊張よりも、ワクワクの表情でした。Bぐみさんに戻ってきたみんなに「Aぐみさんでどんなふうにお過ごししたの?」と聞いてみると、楽しかったゲームのお話をたくさんしてくれました。Aぐみさんのお部屋で澤田先生と一日お過ごしし、またひとつ成長したBぐみさんです。
 二月に入り、おひな様が多目的ホールに飾られました。おひな様を見て、「ひなまつり」のお歌を歌ったり、おひな様の製作をしたりと、気分はひなまつり一色です。Bぐみさんでは製作で初めて使う素材「発泡スチロール」を使ったおひな様の製作も進んでいます。「おだいりさーまとおひなさま〜♪」と鼻歌まじりに製作を楽しんでいるBぐみさんです。
 また、オペレッタや合奏のご相談も始まりました。Bぐみのオペレッタは『スーパーモンキー ゴクウ』に決まり、お歌やダンスを楽しんでいます。お弁当の時間にCDをかけてみると、「きこえないから静かにしよう!」という子がいたり、思わず体が動きだしてしまう子もいたりと、みんなお気に入りの曲ばかりです。合奏の『うたえバンバン』は、初めは二、三人のおともだちが「知ってる!」と言っていたものの、みんな「知らなーい!」と言っていたお歌でしたが、すぐに覚えてしまい、今では歌詞の通り「口を大きく開けて」みんなが歌う、お気に入りのお歌になりました。おひなさまの会当日は、Bぐみのみんなのお気持ちを合わせた素敵なオペレッタ、合奏を楽しみましょうね。 
(2010年2月24日 七尾幼稚園Bぐみのお部屋から)

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