直線上に配置

Bぐみのお部屋から

担任 坂井 菜見子


 園庭の隅でからからと落ち葉がなり、冷たい北風の季節も、寒さ知らずの子ども達は元気いっぱいです。今年も最後の月となりました。毎日色々な発見があり、そのたびに成長がみられ、たくましくなったBぐみさん。残り少ない二〇〇九年ですが、毎日の成長を振り返りながら、楽しく充実した日々を過ごしていきたいと思います。
 十二月は、みんながとても楽しみにしているクリスマスがあります。幼稚園には、アドベントクランツが飾られたり、お部屋の扉に小さなリースが飾られたり、多目的ホールや、玄関などもクリスマスのお飾りに彩られ、クリスマス気分満開です。クリスマスツリーにもみんなで飾り付けをしてみたりと、クリスマスが待ち遠しい日々を送っています。そしてBぐみさんでも、クリスマスに向けての準備、ご相談が始まりました。十一月から少しずつ楽器遊びを楽しんでいたBぐみさん、合奏では「赤鼻のトナカイ」のお歌をしてみることになりました。お歌をご紹介すると「知ってるよ!」と先生よりも大きな声で歌ってみせてくれました。そんなみんなが大好きなお歌を、楽器で演奏してみることになり、まずは楽器決めをしました。人気がある楽器は、何人もやりたいお友だちがいてお話合いをして決めました。自分がやりたいお気持ちもあるけど、お友だちに譲ってあげたお友だちの姿もあり、そんなBぐみさんにまたひとつ成長を感じ、嬉しく思いました。楽器が決まるとそれぞれの楽器を持って合奏をしてみています。初めは、ばらばらだった合奏も少しずつ息が合ってきたBぐみさんの合奏。クリスマス会にはみんなでお気持ちを合わせて、楽しく合奏をしている姿を見てもらえたらいいなと思います。

 また、Bぐみさんにとって初めての、ページェントのご相談も始まりました。去年もページェントをした先輩のAぐみさんの姿を見ながら、一生懸命お言葉を言ったりお歌を歌って、楽しんでいるBぐみさん。ページェントの役を決めて、すぐに自分の役のお言葉を覚えて、やる気満々だったお友だちもいましたよ。一人ひとり大事なお言葉、役割があるページェント。その事を感じながら、お友だちと力を合わせ、楽しんで演じていってほしいと思います。
 そして、クリスマスプレゼントのご相談もしています。Bぐみさんはクリスマスツリーの壁飾りを作る事になりました。段ボールで切った木の形をみんなに見せると「あっ!クリスマスツリーだ!」と喜んで、プレゼント作りが始まりました。まずは緑の画用紙を切って貼り合わせ、木の形を作ると「先生!お飾りは?」と、幼稚園でもツリーの飾り付けをしたこともあってか、鋭い意見が出ました。すかさず「そうだよね!飾りがいるよね!」と次の日にはキラキラの折り紙をちぎり絵にして飾りつけをしました。この飾りつけでも、キラキラで模様を作ったお友だち、隙間がないくらいびっしり貼ったお友だち・・・個性豊かなBぐみさんらしい一人ひとりのこだわりが出た面白い作品ができあがりました。また、製作を進めていく中で、「先生、お星様つけないの?」「ハートの飾りつけたいな〜」など、アイディアがどんどん出てくるBぐみさん。そんなBぐみさんみんなで楽しく作ったお気持ちがこもったプレゼントをお持ち帰りするのも、もうすぐです。
 いよいよ、みんなが待ちに待ったクリスマスがやってきます。そしてクリスマスが過ぎれば、今年ももう終わり・・・。Bぐみさんと過ごした2学期は、本当にあっという間でした。あと残りわずかな2学期、そして3学期もBぐみさんみんなで楽しくお過ごししていきたいと思います。 
(2009年12月18日 七尾幼稚園Bぐみのお部屋から)

トップ アイコン今月のトップページへもどる

直線上に配置