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Bぐみのお部屋から

担任 坂井 菜見子


 朝夕はぐっと気温が低くなり、吹く風もだいぶひんやり感じるようになりましたね。そんな寒さにも負けず、幼稚園では元気いっぱいに遊ぶBぐみさんの姿があります。

 十一月に入り、幼稚園では「お金ごっこ」が始まりました。Bぐみさんのみんなもそれぞれのお財布をお家から持ってきたり、幼稚園でお友だちに作り方を教わりながら作ったりしている姿がありました。お財布にたくさんお金が貯まると、嬉しそうに見せてくれるお友だちもいましたね。
 そんなお金を使っての『お買い物ごっこ』は、Bぐみさんにとって去年のCぐみさんの時とはひと味違った楽しみがありました。なんといっても今年は、お買い物をするだけでは無く、お店屋さんになってAぐみさんと品物を売る、お店屋さん側なのです。もちろんお店で売る品物もみんなで作りました。初めに、携帯電話とどんぐりゴマをAぐみさんとBぐみさんで一緒に作りました。そしてBぐみさんでは、りんご、柿、キャンディーを作りました。お店やさんをするのは初めてのBぐみさん。品物作りをしている間も、とっても嬉しそうににこにこ笑顔で取り組んでいました。 そして、お買い物ごっこの日は、それぞれがなりたいお店屋さんになり、大きな声で「いらっしゃいませー!」を言ってお買い物ごっこを楽しみました。小さいお友だちの前で、張り切って呼び込みをするお友だち、優しく品物を渡してあげるお友だち、看板を持つ係を最後まで頑張るお友だち・・・それぞれの楽しみ方でお買い物ごっこを楽しんでいたBぐみさん。みんなの嬉しそうな笑顔から楽しい気持ちがたくさん伝わってきたお買い物ごっこでした。

 そんなお買い物ごっこが終わると、みんなが待っていた『りんごがり』がありました。バスで能登島のりんご園に行く間も、りんごのお話に花を咲かせていたBぐみのみんな。「りんごはどうやってなってるんだろう?」と坂井先生が聞くと、「木になってるんだよ!」と自信満々に教えてくれたBぐみさん。「じゃあどうやって採るのかな?」と聞いてみると「木を揺らせば?」「僕が木に登って採ってくるよ!」という答えが・・・!「そんなんじゃないよー!」「じゃあ〜」というやりとりをしている内にりんご園に到着。着いてからちゃんと“おしりを持って、逆さまにする”というりんごの採り方を聞いて、上手にりんご狩りを楽しんだBぐみさんでした。

 そして次の週には、Bぐみさんで初めて大縄飛びをしてみました。最初はAぐみさんに飛び方を見せてもらいました。Aぐみさんが上手にしているのを見て、自分たちもやってみたい!と目をキラキラさせていたBぐみさん。先生から「次はBぐみさんやってみよう」と声がかかると大喜びでした。上手に飛べると拍手があったり、思ったとおりに飛べないお友だちを応援してあげたり、みんなで大縄を楽しむ事ができました。

 『収穫感謝礼拝』では、みんなが持ってきたお野菜、果物をもちいて礼拝堂で礼拝をしました。そして翌日の『おもちつき大会』は、みんなでついたおもちやたくさんのお野菜が入っためった汁を食べて、秋のおいしい実りをみんなで味わいました。実りの秋、食欲の秋、芸術の秋などと、秋は豊かな気持ちにさせられる季節ですね。これからますます寒さの厳しい季節がやってきますが、子どもたちと共に心も身体も豊かで暖かい日々をすごしていきたいと思います。     
(2009年11月30日 七尾幼稚園Bぐみのお部屋から)

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