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Bぐみのお部屋から

担任 坂井 菜見子


 若葉が美しい頃となりました。お部屋には暖かい日差しが差し込み、Bぐみさんのみんなは毎日元気いっぱいです。

 四月八日、みんながまちに待った始業式の日。朝、幼稚園にやってきてまずは新しい靴箱のお場所を探しました。自分のお名前を見つけると嬉しそうに「あったー!ここだよ!」と教えてくれたお友だちもいましたね。新しい靴箱の次は、新しいお部屋です。Cぐみさんの頃とは違って、階段を登ったお二階のお部屋にウキウキのBぐみさん。階段を登る足取りも軽やかです。ついついその背中を追って、お二階へ行こうとした小さいお友だちもいましたが、「○○ちゃんはCぐみさんのお部屋に行くんだよ!」と教えてあげる姿もありました。そして、みんなが楽しみにしていたピカピカの黄色バッチ。先生が一人一人つけてあげると、じーっと眺めてみたり、お友だちとにっこり笑ってみたり、みんながそれぞれ大きくなれたことを喜んでいる様子を見ることが出来ました。こうして始まったBぐみさん。新しいお友だちを三人迎え二十二人で、毎日新しい発見や喜びを見つけながら元気にお過ごししています。
 四月の後半には、こいのぼりの制作をしましたね。Bぐみさんは、まごい、ひごいの体にエアパッキンを巻き、うろこの模様を油性ペンで描いて作りました。みんなに坂井先生が作ったまごいとひごいのうろこを見せると、すぐに「やりたーい!」と意欲満々。早速塗り始めると、黙々と塗るお友だちもいれば、お隣のお友だちとお喋りしながら・・・なんてお友だちもいたり、時にはみんなで「やねよーりーたかい、こいのぼり〜♪」と歌いながら、一人一人が自分のペースでこいのぼり作りを楽しみました。そうして、何日もかけてようやく出来上がったこいのぼり。もちろん同じ物は一つもありません。たくさんの色を順番に塗ってあるうろこ、お花の模様のうろこ、縦線模様のうろこ・・・世界に一つだけの自分だけのこいのぼりは、どれもみんなの個性が現れていて、とっても素敵でしたね。みんな自分で作ったこいのぼりを持って、園庭に出てみました。たいこ橋やすり台に登って、「ここ風くるよー!」と手をいっぱい伸ばしこいのぼりを掲げたり、園庭をおもいっきり走って、たくさんこいのぼりを泳がせてあげたBぐみさん。その日は、お弁当の時間に机の横にこいのぼりを飾って食べました。こいのぼりを見ながら、いつも以上にニコニコ顔で食べるみんなの姿に、つられてニコニコ顔の坂井先生でした。
 また、五月には母の日のプレゼント作りをしたBぐみさん。大好きなお母さんへのプレゼントは、“自分たちとお母さん”の絵と、マグネット付き小物入れを作りました。先生のお話をしっかり聞いて、丁寧に作ったBぐみさん。『お母さん大好き!!』の気持ちをこめて作ったプレゼントはどれも個性豊かで可愛くできました。お母さんにどうやってあげたら喜んでくれるかな?とお話しすると、「ありがとうって言う!」と大きなお声で教えてくれました。これからも、周りの人への感謝の気持ちを持った優しいみんなでいてね。
 元気いっぱいのBぐみさん。これからもたくさんの行事や出来事があります。Bぐみのみんなにとっても、先生にとっても、初めてのことが待っています。みんなで力を合わせて、色々なことに挑戦し、笑顔いっぱいの楽しい一年間にしたいと思います。みんなと一緒に成長していけること、楽しみにしています。これから一年間、よろしくお願いいたします!
(2009年5月22日 七尾幼稚園Bぐみのお部屋から)

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