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Aぐみのお部屋から

担任 坂井 綾

  幼稚園最後の運動会を終え、一段とお友だちと一緒に活動することが楽しくなったAぐみさん。Aぐみさんらしいチームワークも見られ、嬉しく思って見ている坂井先生です。
 
 11月の初めに幼稚園ではお店やさんごっこがありました。まず折り紙をつかって、アイスクリーム、ペンダントを作りました。そしてBぐみさんと一緒にケータイやドングリごまも・・・。いろんなお店を開きました。お店屋さんごっこ当日。小さいお友だちを多目的ホールにご招待し、大きな声で「いらっしゃいませ〜♪」可愛いお店屋さんがオープンしました。Bぐみさんのときにも体験しているのですが、今年はAぐみさんということで、小さいお友だちと手をつないで、お店をまわっていたのでした。初めてのことですが、いつも小さいお友だちに優しく接してくれているAぐみさんは、小さいお友だちのお顔をみつめ、「どのお店から行きたい?」「何味のアイスにする?」と優しく聞きながらお店をまわっていましたね。そのお友だちなりに一生懸命お世話している姿がとてもお兄さんお姉さんらしく見えました。小さいお友だちと一緒にまわるときは、ゆっくりとやさしい声で話していますが、お友だちと交代してお店の店員さんになったときは、「いらっしゃいませ〜!」と声を張り上げるだけでなく、お客さんがお買い物をしてお店を出ると「ありがとうございました〜!」と深いお辞儀もしていましたね♪何人かの店員さんが揃って頭を下げるところには、団結力も感じられました。楽しい1日となりましたね。その後も、お友だち同士で相談しあって折り紙で違うものを作り、お店屋さんごっこの続きを楽しんでいるのでした。
 
 また、ABぐみさんで一緒にしたことというと、大縄跳びにも挑戦しましたね。ヘビや大波、小波を飛び越えたり、ゲームをして楽しくお過ごししました。そこから、今度は一人で縄跳びに挑戦してみよう!ということで、一人一つ縄をもって、縄跳びに挑戦したAぐみさん。挑戦したことのあるお友だちもいましたが、もちろん初めてのお友だちもいて、初めに自信のあるお友だちに前跳びのお見本を見せてもらいました。そのジャンプ、縄のまわる速さ、迫力を目の前に、唖然とするAぐみさん。でも「できない〜」というお友だちはいませんでしたね。誰もが、そのお友だちを見て「跳べるようになりたい!」「かっこいい!」と思ったのでした!それから、それぞれ練習開始。跳んでいるお友だちを見て、真似しながらゆっくりと縄を回して跳ぶお友だち、とりあえず、自分なりにやってみるお友だちと、やり方は様々ですが、ひっかかっても何度も何度も挑戦するのでした。そこには、跳べるまでもう少し!というお友だちもいて、先生がアドバイスをしていると、他のお友だちもそこへやってきて「ガンバレ!」と応援し始めたのでした。お友だちも先生も一緒になって「もうちょっと!」とか「足の前に縄が来たら跳ぶんだよ!」とアドバイスをし、見守っていました。ところが何度挑戦しても足が縄にひっかかってしまい、挑戦していたお友だちがウルウルに…。跳べなくて悔しい気持ちでいっぱいなのでした。けれど、ここで諦めてしまうのではなくて、跳びたい!悔しいという気持ちがあるからこそ跳べるようになるという事を伝えていき、涙を拭いて挑戦を続けました。すると、数日後…跳べたのでした!跳べた本人も当然嬉しいのですが、それを応援していたお友だちも「やった〜!」とジャンプして大喜び!諦めないで挑戦すること、そして、お友だちの成功が自分のことのように嬉しいって、素敵なお心ですね♪これからも、お友だち同士刺激しあって大きくなっていって欲しいなと思います。     
(2008年11月27日 七尾幼稚園Aぐみのお部屋から)

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