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Bぐみのお部屋から

担任 澤田 愛子


  今年の梅雨は例年より雨が少なく、お庭で汗をいっぱいかいて遊ぶBぐみさんの姿があります。小丸山公園からは夏を知らせる、セミの合唱も聞こえてきました。夏はすぐそこです。

 6月に入り、花の日礼拝ではお家から色とりどりのお花をニコニコ顔で持ってきてくれたみんな。「ぼくアジサイ持ってきたよ!」「わたしはガーベラ!」など、たくさんのお花の名前が聞かれました。礼拝堂で、たくさんのお花を前にお祈りをしましたね。次の日、Aぐみさんのお友達と一緒に、いつもお手紙などを配達してくれる郵便局さん、歯科検診をしてくれ歯磨きの大切さを教えてくれた清水先生、内科検診でお世話になった清酒先生、そして町の人々を守ってくれる警察署のおまわりさんに花束を渡しにいきました。Bぐみのみんなは、しっかり挨拶することができ、日頃の感謝の気持ちも大きな声で伝えることができました。みんなは一人で大きくなったのではなく、周りの方々に支えられながら、成長していることを実感した日となりました。

 『父の日』には、いつもお仕事を頑張ってくれるお父さんに「ありがとう!大好き!」のお気持ちを込めてプレゼントを作りました。まずは、どんなお父さんなの?というお話をみんなでしました。「お父さん、ヒゲ、はえとる!」「怒るとちょっとこわい!でも優しい」「お父さんはこんなお仕事〜」など、みんな誇らしげにお話してくれました。お話してくれたみんなの姿から、お父さんのことが本当に大好きなんだなと感じましたよ。
 そんなお父さんの優しいお顔を思い浮かべながら、お顔を描きました。優しそうなお顔、眼鏡を掛けたお顔、おヒゲを生やしたお顔、強そうなお顔と、個性豊かで素敵なお顔を描いたBぐみさんでした。プレゼントは壁掛けの小物入れを作りました。バックのアジサイは、ちょっぴり難しい花びらにもみんなでトライし、かわいらしいアジサイが咲きました。きっとみんなの一生懸命な気持ち、感謝の心、お父さんに伝わっていることでしょう。

 そして7月には、たなばたさまの会が行われましたね。Bぐみさんは合奏に挑戦しました。夏を目の前に、なんのお歌で合奏しようか迷った先生は、Bぐみのみんなに聞いてみることにしました。候補は『とんでったバナナ』と『アイスクリームのうた』でした。「みんなはどっちのお歌が好き?」と聞くと、「バナナも好きやし、アイスクリームも好きやしな〜…」という声…。どちらもみんなの大好物だったようで、迷っているお友達がいっぱいいましたね。多数決をとった結果、『アイスクリームのうた』に僅差で決定いたしました。その日は暑い日でした。さすがのバナナもかなわなかったようです。
 お歌も決まり、みんなで歌詞を覚え、毎日元気いっぱい大きなお口でお歌をうたうBぐみさんの姿がありました。みんな楽しみにしていた、楽器のお選びでは、楽器おご紹介のときから、目をキラキラさせ真剣な面持ち。自分達の楽器が決まると、その楽器に愛着を持ち、一人一人が主役になって、楽器の演奏を楽しんでいました。
 会の日には、お母さんや、お父さんが見に来てくださって、少し緊張気味のBぐみさん。しかし一番緊張していたのは澤田先生だったのかもしれません。その緊張がみんなに伝染してしまったのかな?でも、アンコールも大成功!みんなお心を合わせて、一生懸命そして楽しみながら合奏をすることができ、先生はとっても感動しました。Bぐみさんパワーを感じた一日となりました。

 これから、暑い、暑い夏へむかっていきます。夏には『おとまり会』や『夕涼み会』などたくさん楽しいことが待っていますよ。暑さに負けず、みんなで夏を思いっきり楽しんでいきましょうね!        
 
(2008年7月18日 七尾幼稚園Bぐみのお部屋から)

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