直線上に配置

Aぐみのお部屋から

担任 坂井 綾

 6月、7月も幼稚園では楽しい出来事がたくさんありました。その中には初めての経験がいくつもありましたね。
 初めてのことは興味津々!大好きなAぐみさん。先生が新しいものを持ってくると『今から何が始まるんだろう?』目をキラキラさせて見ています。

 6月は父の日のプレゼント作りで、プラ板に挑戦!まず、先生がオーブントースターを持ってお部屋に入ると、にっこにこで「先生今から何するの〜?」と質問の嵐!それからプラ板の作り方やお約束を話し、早速プラ板作りのスタート!先生が説明しているときは「キャー」とか「うわあ〜♪」を連発させて興奮していたにも関わらず、いざプラ板に絵を描き始めると、お部屋はシ〜ン…。さすがAぐみさん。その切り替え、集中力には先生も驚いたほどでした!
 
 そして、絵を描き終え、一人ずつチン♪し始めました。しばらくすると熱くなって板が板がくねくねと曲がり、大興奮!でも、上手く焼けるかドキドキで目が放せません。それから少し経つと板がまっすぐ戻り、「できた〜☆」と満足そうなお顔になるのです。オーブントースターを使ったり、くねくね曲がるのにまっすぐ戻ったり、大きさが変わるというおもしろさに、もうやみつき!他のお友達が焼いているときも、トースターの前に集まり、目をキラキラさせて覗き込んでいたのでした!

 また、たなばたさまさまの会に向けて、合奏にも挑戦しましたね。
 今回はハーモニカに初挑戦!ということで、たなばたさまの会でみんなの前でハーモニカを吹くことをお話ししました。ピッカピカのハーモニカを見て「早く使ってみた〜い!」と大はしゃぎのAぐみさん。早速先生と一緒に吹いてみるのですが、一つ一つの穴が狭く、和音になってしまったり、一つ隣の音を吹きたいのに一気に3つくらいとばしてしまったり、吹く→吸うが交互で、それは想像以上に難しいものだったのでした。
 初めはにっこにこで取り掛かったものの、思うように吹けず「わから〜ん…」や「むずかしい〜」と言ったり、ハーモニカに口を付け、左右に動かして遊んだりと断念するお友達もいました。けれど「できなくて放っておいても出来るようにはならないよ!何回も何回も練習して上手く吹けるようになるんだよ!」とお話しし、毎日少しずつ練習していきました。『あれ?』と首をかしげたり、頭を大きく上下にふって吸ったりはいたり…。 初めは吹けなくて、さえないお顔をしていたことがあったお友達が、何日もたったある日、「だんだんおもしろくなってきた♪」と言っていたとき、先生もすごく嬉しく思いました。出来なくて諦めかけていたけれど、お友達が吹いているのをみて、やっぱり挑戦し始めて、できるようになっていったのでした。
 挑戦しても出来なくて、あきらめることはとっても簡単。けれど、できるようになりたい!上手になりたい!と、少しずつでも練習したり、あきらめず努力することは難しいものです。けれど、努力してできるようになったときの喜びは、努力したほど大きく、嬉しいものだと思います。これからも、初めての経験、いろんな壁にぶつかることもあるでしょう。でも、あきらめないで練習したりがんばってみることで、見えてくるおもしろさ、楽しさがたくさんあります。がんばってね、Aぐみさん。

 たなばたさまの会当日は、大きな拍手、おうちの人からのお誉めの言葉できっと大きな自信につながったのではないかと思います。
 この自信を次のいろいろな活動に結びつけて、いろんなことにチャレンジしてほしいと思います。            
   
(2008年7月18日 七尾幼稚園Aぐみのお部屋から)

トップ アイコン今月のトップページへもどる