直線上に配置

職員室から

副園長 釜土蘭子




 先日、内科検診がありました。園医の清酒先生とは、お子さんが七尾幼稚園に在園していた時からの二十年来のおつきあいです。
 その日の検診はどうも子供達に落ち着きがなく、蘭子先生としては少しでも子供達を落ち着かせようと、「お友達が診てもらっている間は座って待ちましょう」とか言って歩いていたのでした。
 検診後、先生に「すいません、ちょっと落ち着きがなくて」とお詫びしますと、「いやいや七尾幼稚園らしい」とおっしゃられるのです。「え?」「七尾幼稚園は七尾幼稚園ですから」。
 他の園の検診もたくさんされている先生の言葉だけに、ちょっと気になりました。いろんな園にはいろんな雰囲気があるんだろうなぁ。
 「いや、悪い意味じゃないんだよ」と清酒先生。「今年は教師がかわったんで、ちょっと雰囲気が変わりましたか?」とお聞きしてみました。すると、「かわるわけないじゃない!」「園の雰囲気っていうのは、園長先生の雰囲気なんですよ。園長先生が変わらないんだから変わらないんですよ。」
 そして、私の顔を見て、「あなたも変わらないんだからねぇ」とニヤニヤ。
 他の園と違う七尾幼稚園の雰囲気。それはいったい何なのでしょうか?
 清酒先生の謎めいた微笑みが、実はちょっと快感だった、B型の蘭子先生でした。
(2008年5月27日 七尾幼稚園 職員室から)

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