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Bぐみのお部屋から

担任 甲部 真利子


   寒かった冬が終わりを告げ、春の季節がすぐそこに・・・。晴れた日、雲間から差すお日さまの光から暖かい春の陽気を少しずつ感じられるようになってきました。春の光を浴びてつくしやふきのとうがお顔を出し、園庭の桜の木やプランターのお花の芽が大きく膨らみ始め「もうすぐ春ですよー!」と知らせてくれています。

 三月一日にあったおひなさまの会。オペレッタ【たこやきマントマン〜はじめてのぼうけんのまき〜】では自分以外の役は知らんぷりなんてお顔をしないで、お友達の役もみんなで楽しんできたみんなだけに団結力はすごいものがありました。ダンスの振り付け・セリフにはみんなアイデアが光っていましたね。おひな様の会は一年間のお遊びの集大成!みんなでお互いの成長を確認する場でもありました。お体だけでなく、お心もしっかり成長したみんなの姿をとても嬉しく思った井原先生。「みんな、大きくなったなぁ・・・。」としみじみ思ったのでした。おひな様の会後、しばらくは【たこやきマントマン】のお話でまだまだ盛り上がっていたBぐみさんでしたが、いつの間にかAぐみさんのオペレッタ【赤いリボンのおくりもの】の話題へ・・・。Aぐみさんのオペレッタのダンスやお歌を覚えたみんなはAぐみさんのオペレッタのお歌を口ずさんでいたのでした。みんなにとって憧れのAぐみさん。『Aぐみさんになったら』の話題で大盛り上がりのみんなは自信に満ちあふれたお顔で、Aぐみさんに向けて大張り切りです!

 進級のお話を楽しみながらも、ふと思うのはBぐみさんのお部屋で過ごす時間も残り少なくなってきたということ・・・。そして、過ごしてきた一年間が思い出されます。一年前の春にはまだまだ初々しかったみんなのお顔。二階のお部屋が嬉しくて、わけもなく何回も階段を上ったり降りたり・・・。楽しみにしていたBぐみさんの黄色バッチを胸に嬉しそうなニコニコ顔を見せてくいたみんなの姿がありました。遊びの幅が広がり、お友達とのお遊びが活発になってきたことを通して、周りのお友達にも目を向けられる様になりましたね!それと同時に待っていたのはお友達とのトラブル続出!自己主張が強くなり、成長していく為に必ず通るこの時期。自分の思いが通らなかったり、お友達と自分の思いが食い違ったり・・・。トラブルの原因はささいなことが多かったけれど、トラブルの度に「自分のことだけじゃなくて、お友達のお気持ちも考えようね!」とみんなにお話ししてきた井原先生。「どうすればトラブルがなくなるか?」や「どうすればトラブルを解決できるか?」をお部屋の時間にみんなで考えたこともありましたね。その繰り返しの中で今ではお友達同士でトラブルを解決出来るようになってきたBぐみさん。お友達とうまく関わりながら、仲良く遊ぶ姿を見るたびにみんなの成長を感じるのです。

 男の子六人・女の子五人、十一人のBぐみさん。お友達は他のクラスよりも少ないけれど、一人一人が強烈で(笑)個性豊かなキャラクターの持ち主で人数少ないことを忘れてしまうこともしばしば・・・。みんなの元気パワーと井原先生の元気パワーを合わせてきた一年間。いろんなことをやり遂げるたびに「やったー!」とみんなでハイタッチして喜びを分かち合ってきたのでした。お友達とお力・お心を合わせる場面を乗り越える度に団結力が強くなりましたね。みんな本当にお体・お心共に大きくなりました!四月からはいよいよAぐみさん。ますますみんなのステキな姿が見られることでしょう!いつもみんなの側にいる仲間を大切にお力・お心を合わせていろんな壁を乗り越えていって下さいね!井原先生はみんなのことを応援していますよ!頑張れ、Bぐみさん! 
(2008年3月21日 七尾幼稚園Bぐみのお部屋から)

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