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職員室から

事務主事 釜土蘭子


「らんこ先生のようちえん日記」というブログを始めて、一年がたちました。
 幸いな事にネタがつきない幼稚園の毎日。時にはおもしろいエピソードがありすぎて、一日に2回も3回も投稿する時もあるほどです。

 さて、ホームページにはカウンターというのをつけて、開設以来どれだけの人が見に来たかがわかるようになっています。それに対してブログの方は、毎日いくつのパソコンからアクセスがあったか、そして何ページ閲覧したかが管理者にわかるようになっています。もちろん、誰が見たかはわかりません。
 最初の頃は毎日一〇人くらいの方が見る感じでした。それが、だんだん定着していったのか、三〇くらいが普通になり、今は四〇人くらいの方がほぼ毎日見て下さっています。見ているページはだいたい2ページ(2つの記事)ずつというのが平均的な数字です。
 「ようちえん日記」という限定した世界の話しですので、当然読者は現園児のご家庭の方がメインでしょう。それにプラスして、卒業生のご家庭など、何か七尾幼稚園と関わりのある方が見てくださっているのだと思います。
 ところがそんなブログのアクセスに、突然まるで最初から一年分の記事を全部見たのかなという数字が現れる時があります。
 この場合、まず考えられるのは、同業者のチェックです。私も他の幼稚園や保育園のホームページを偶然見つけてついずっと見てしまうということがあるからです。何か参考になるかなぁと思って見てしまうのですよね。
 もう一つありえるかなと思うのは、卒業生。中学生・高校生・大学生なら、自分のパソコンをあやつる内に、ふと幼稚園のホームページを見つけて、そこから「ようちえん日記」に入ってきて・・・ということがあるかなと思うのです。
 
 この秋、中学生の自殺というつらい悲しいニュースが連日のように報道されました。そんなニュースのたびにあの子はどうしているかなぁ、あの子は元気にしてるかなぁと卒業生の顔を思い浮かべます。
 つらい事もあるだろうなぁ。悲しい事もあるだろう。落ち込むこともあるかもしれない。そんな時にちょっと幼稚園の事を思い出してくれて、「ようちえん日記」をのぞいたら、「なんだ、らんこ先生、まだ同じ事してるんだな」って思ってくれたら・・・。ちょっとだけ、気持ちがほっとしてくれるかな・・・。ちょっとだけ笑ってくれてたらいいな。アクセス数があがった日は、そんな事をささやかに思うのです。
  http://blog.goo.ne.jp/rkamaton/                   
(2006年11月27日 七尾幼稚園 職員室から)

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