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Dぐみのお部屋から

担任 堂脇真規子


 今年は、ゆっくりやって来た夏でしたが、Dぐみさんの初めての夏。やっぱり暑かったですね。
 そんな中、お庭で必然的に始まった水遊びでした。真夏日が続いた今年の夏、晴れた日は水遊び。「せんせー!」とお家から水着の入ったプールバックを持ってきて、嬉しそうに見せてくれましたね。まだスイミングに行っていないDぐみさんにとっては、初めての嬉しい出来事だったのです。
 そうするうちに、水着へのお着替えタイムに。汗などでなかなか難しく、最初は「できない!」「してー」と言っていた子たちも、毎日の流れの中で次第にどうしたらいいのか、少しずつわかってきたようでした。着替えた後は、タオルを持ちピンクの自分たちのカゴの中へ。これも、もう言わなくてもすっかり覚えましたね。その次は、Cぐみの列に加わり準備運動の『ラジオ体操第一』。みんなと同じようにとまねる内に、一番お体を沢山動かしていたのではと思います。
 お庭では、きんぎょやスーパーボールすくいごっこが人気でしたが、躊躇しながらも丸いプールに中に自分から入る姿も見られましたね。水を空き容器の中に入れ、土の上にジャーっと出してその上を歩くのも何だか不思議な感触。暑い中、思わず手洗いから水をジャーっと出して遊ぶこともありましたが、その時とまた違った水の体験だったようです。

 鈴虫さんが玄関できれいな音色を響かせるようになり、幼稚園は二学期が始まりました。さらににぎやかになってパワーアップしたDぐみさん。
 まず、のとじま水族館への秋の遠足がありました。当日は、都合で行くことができなかったお友だちもいましたが、海の生き物への興味が増すようにと遊びの中に取り入れて日々を過ごしました。
 敬老の日に向けて、相談の上プレゼントも作りましたね。コーヒーペーパーフィルターにマジックペンで描いた絵に魔法をかけて(!?)作ったにじみ絵の三角帽子。霧吹きで水をかけただけなのですが、「今から、魔法をかけますよー」と始めた時のみんなの真剣なお顔、お見せしたかったですよ。それに加え、折り紙で作ったコスモスの花と鈴がついたメモばさみ。同じ模様のものは一つとしてないプレゼントなのでした。もちろん、のりを使っている時は、のりの感触を大いに楽しんでいましたよ。


 そして、始まった『うんどうかいごっこ』。お庭で『よーいドン!』の合図で走ってみました。まず、並ぶことからの始まり。やる気満々ですぐ走りだそうとする子、「いやもん」の声や、立ち止まってしまうDぐみさん、ころんでしまうことも…。日々いろんな姿が見られます。毎日、色んな姿を見せてくれるDぐみさん。そのひとつ一つの出来事が、Dぐみさんたちの心に何かを芽生えさせていくのだと思います。
 お友だちと一緒にすることが増える『うんどうかいごっこ』。ダンスもします。大玉ころがしもします。玉入もします。大きいクラスのするダンスやゲームもお友だちと一緒に見て楽しみます。見ていることで、自分たちもしている楽しさを感じます。夏の間に沢山関わりを持った『お友だち』。お友だちと一緒に体を動かすことの楽しさを、それぞれのペースでこの『うんどうかいごっこ』の中で実感していくことでしょう。        
(2006年9月29日 七尾幼稚園 Dぐみのお部屋から)

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