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Bぐみのお部屋から

担任 甲部 真利子


  七月に入ってもまだ続いている梅雨の季節。けれども、すっきりしないお天気が続いてもBぐみさんには関係なし!毎日元気いっぱいにお遊びを楽しんでいるみんなです。
七月一日にあった『たなばたさまの会』。みんなに七夕を知ってもらおうとBぐみさんのお部屋では「たなばたものがたり」の絵本を見ました。離ればなれにさせられた織り姫と彦星が七夕の日に再会する場面では、嬉しそうなお顔で「会えて良かったー!」と自分のことのように喜んでいたみんなの姿が・・・。「今年の七夕も織り姫と彦星が会えますように」のお声も聞こえ、七夕に向けて気持ちが高まった時間となったのでした。
 「かないますように・・・」のみんなのお気持ちがお空に届き、それぞれが考えた短冊のお願い事もきっとかなうことでしょう!
 たなばたさまの会に向けて、お心・お力を合わせて七夕飾りの製作を『みんなで』すすめたり、『みんなで』合奏のご相談をしたりといろんなご相談をしてきたBぐみさん。みんなでする活動を通して、みんなでするという楽しさや喜び、みんなでお心・お力を合わせたら何倍も何倍も大きな力となることを知り、それぞれを体感することが出来たBぐみさんでした。
 これをきっかけとして「『自分さえ良ければいい』というお心はどうかな?」ということもみんなで考えてみたBぐみさん。「お友達が悲しくなる!」「毎日楽しく遊べなくなる・・・」などのお声が聞こえ、「自分がされて嫌なことはお友達にしてはいけない」ということを改めて考えた時間となったのでした。もちろん自己主張も成長の中でとても大切なもの。特にそれぞれの自己主張が強いこの時期・・・。お互いの成長を認めながら、みんなでするという活動の中で徐々に少しずつ周りに目を向け、相手のお気持ちも考えられるようになって欲しいと思います。大好きなお友達、大好きなお家の方と一緒にお時間を過ごした『たなばたさまの会』、とても楽しかったね!

 成長といえば、たくさんのおたまじゃくしがかえるへと成長しているこの時期。たくさんのかえるをお外に逃がしながら、おたまじゃくしの成長を見守っているBぐみさんです。
 かえるになれたおたまじゃくしがいれば、その中にはかえるになることが出来なかったおたまじゃくしも・・・。かえるになることが出来なかったおたまじゃくしのお話を聞き、みんなでお墓を作ってお祈りをするときに「かわいそう・・・」と涙したお友達も・・・。かえるになることが出来なかったおたまじゃくしのお話を通して、『命』というお言葉を身近に感じ、『命』の大切さを知ったみんなでした。

 5月にみんなで植えた野菜の苗が大きくなって、楽しみにしていた野菜がついに実った7月。「緑色のトマトが出来てる!」「なすの赤ちゃんが出来た!」など実った野菜を見て大興奮!驚きと発見で喜びいっぱいのBぐみさん。お水やりにも大張り切りで「もっともっと大きくなあれ!」と強く願うみんなの姿が見られました。これからもお世話や観察をしながら、たくさんの驚きや発見をみんなで共有していきましょうね!

早いもので一学期も残り少なくなりました。この一学期でずいぶんとお兄さん・お姉さんらしくなったBぐみさん。そんなみんなの姿に頼もしさを感じ、これからのみんなの成長も今からとても楽しみな甲部先生です。時折、雲間から差すまぶしい太陽の光に少しずつ夏を感じられるようになり、すぐそこまできている『夏』。夏の季節のいろんな体験・経験を通して、みんなが一回りも二回りも成長する『夏』がもうすぐやってきます。夏休みには『おとまり会』『夕涼み会』など楽しいことが待っている幼稚園です。暑さに負けずにみんなで夏を楽しんでいきましょうね、Bぐみさん!          
(2006年7月20日 七尾幼稚園Bぐみのお部屋から)

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