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Aぐみのお部屋から

担任 堀内 由佳


   梅雨の季節となって、雨が降ったり晴れたりと天気が変わる中、毎日汗をいっぱいかきながらお遊びを楽しんでいるAぐみさん。おたまじゃくしに足と手が生えてカエルになったり、カマキリの卵からカマキリの赤ちゃんが出てきたりと、毎日が発見でいっぱいで、身近な小動物から生命の大切さを学んでいる今日この頃です。

 六月二日にAぐみさんの保育参観がありました。当日、お部屋の中には保護者の方がいっぱい!ソワソワする子、嬉しくなっていつも以上に張り切る子と、いろいろなお気持ちで始まったお部屋の時間、挨拶のお声もいつも以上に元気いっぱいでした。
 「いろいろなお花の種を見てみよう!」ということで、「この種のお母さんは何のお花?」のクイズをしました。ひまわりと朝顔はすぐわかったのですが、ホウセンカの種を見せるとみんな困ったお顔に・・・ホウセンカの写真を見せると「このお花家で育ててる!」と、お話してくれた子もいました。後日、この3種類のお花の種をBぐみさんと一緒に植えたのですが、先生がホウセンカの種の袋を見せ「何のお花?」と聞くと、「ホウセンカ!種すごく小さいんだよ!」と自信いっぱいのお顔でお話していたAぐみさん。その頼もしいお姿を見てとっても嬉しかった堀内先生でした。

ある日、ベランダのプランターに水やりをしていた子が「先生イチゴ4個赤くなってる!」と教えてくれ、お部屋の時間にみんなでベランダへ行き、イチゴをとりました。人数分ないので、小さく切ってみんなで一切れずつ仲良く食べましたが、中には「もっといっぱい食べたいね・・」とつぶやいている子も・・・。そんなとき、イチゴ狩りに行けることになりみんな大喜び!イチゴ狩りへ行くバスの中も「イチゴ赤くなったの食べるんだよ!」「朝たくさんイチゴ食べたけどまだ食べたい!」と、ニコニコ顔でお話してくれました。イチゴ園に到着し、いよいよイチゴ狩りの始まりです。大きなイチゴを大きなお口で食べる子、「先生あ〜んして!」と、イチゴを持ってきてくれる子と、みんなも先生もたくさんのイチゴに大喜びでした。帰りのバスの中は、はしゃぎ疲れて寝ているお友だちも・・・とても楽しい時間を過ごすことができて大満足のAぐみさんでした。

 六月十八日の父の日にむけて、プラ版という新しい素材を使ってキーホルダーを作りました。絵やお言葉を書くときは表、色を塗るときは裏返しというお約束で描いたのですが、「先生どっちがどっちやったっけ?」と、わからなくなる子も・・・慣れてくるとお友だち同士で教えあっており、完成したときは、「できた〜!難しかったげど失敗しなかったよ!」と、達成感でいっぱいでした。プラ版で一番のお楽しみはプラ版をトースターで焼くときです。グループごとにトースターの前に座り、プラ版がどうやって小さくなるのかを見ました。「プラ版暴れてる!」「お父さん暑そう!」と、みんなびっくりしながら見ており、できあがったプラ版を不思議そうに見ていました。もう一つ、お父さんおみくじのプレゼントを作りました。お父さんにしてあげることを折り紙に書き、ペットボトルに入れるのですが、「お父さんの肩たたいてあげる!」「一緒に虫取りに行く!」とみんなニコニコ笑顔で書いていました。みんなの「お父さん大好き!」のお気持ち、とても伝わってきましたよ!

 これからも、たくさんの人に支えられて大きくなったことを知って、感謝の気持ちを持って毎日を過ごしていきましょうね!
(2006年6月30日 七尾幼稚園Aぐみのお部屋から)

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