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Aぐみのお部屋から

担任 堀内 由佳


  暖かな日差しの中、元気いっぱいに幼稚園に登園してきた二〇人のAぐみさんのお友だち。Aぐみさんのお靴箱にかわり、うれしそうにお靴を入れる子や、Bぐみさんのお靴箱へ行き、「間違えた〜!」と急いでAぐみさんのお靴箱へくる子など、そのお顔はみんなニコニコでした。

 
 お部屋の時間に、一人ずつお名前を呼び、前にでてきてピカピカのAぐみバッチをつけました。バッチをつけてもらうと、みんなニコニコ笑顔!お友だちに見せにいく子、照れ笑いしながらうれしそうにバッチを見つめる子など、喜び方はそれぞれだったけれど、憧れのAぐみさんになった喜びを改めて感じているご様子でした。

 Aぐみさんになって新しいお当番(ホールの時間のおいす並べ、小鳥と金魚のお世話、ベランダのお花の水やり)も増え、Aぐみさんになった喜びと同時に責任も増えました。「Aぐみさんしかできないんだから、がんばらなくっちゃ!」と、お当番に大張り切りのAぐみさん!「まだおいす足りないよ!」「水替えの時、こぼれちゃったからふかなくっちゃ!」とお友だちと協力しながら頑張っているお姿を見て、Aぐみさんになった自覚と責任が感じられました。七尾幼稚園のお兄さん、お姉さんとして、みんなで力を合わせて頑張っていきましょうね!

 五月十四日の母の日に向けて、Aぐみさんでは「紙粘土」を使って大好きなお母さんにペンダントとブレスレットを作りました。初めて使う紙粘土にみんなワクワクどきどき!粘土の感触、触った時に手が白くなるなど、様々な発見をしながら作りました。一日乾かし、固くなった粘土に油性ペンでお母さんのお顔を描きました。油性ペンということもあり、失敗できないのでみんなとっても真剣!いつも元気なお声でいっぱいのAぐみさんのお部屋が少し静かになりました。お母さんのお顔がかけると「できた〜!先生、お母さんのお顔失敗しないで描けたよ!」と、いつも以上のニコニコ顔で見せてくれました。
 ブレスレット作りでは、穴にゴムを通すという、難しい作業がありました。穴がしっかりあいておらず「先生あけて〜!」のお声があちこちから聞こえる中、「先生に手伝ってもらわんと一人で頑張るもん!」というお声が・・・それを聞いた他のお友だちは穴を開けてもらうと「あと自分で頑張るから先生見てるだけにして!」と一生懸命穴にゴムを通し始めました。通し終わると「先生!一人でできたよ!すごい可愛くできた!」と一人でできた達成感と自信いっぱいのお顔でみせてくれました。
 ゴムをしばり、「できたよ!」と渡すとうれしそうに自分の手につけ、「ブカブカだけどすごく可愛い!」と大喜び!ラッピングの袋に入れるまで、ずっと手につけているお友だちがたくさんいましたよ!ラッピングをし、みんなにプレゼントを配ると「早くお母さんにあげたい!」「母の日までお母さんには内緒にするの!」と、とってもうれしそう!「お母さん大好き!」のお気持ちがとても伝わってきました。

 元気いっぱいの二〇人のAぐみさん。お部屋の中はいつもみんなの元気なお声でいっぱいです!たくさんの行事や、お部屋での活動、楽しいこともあれば、涙することもあると思います。みんなで力を合わせ頑張って乗り越えていき、たくさんのことを経験し、成長していきましょうね!先生もみんなと一緒にいろいろなことを経験し成長していきたいと思います。一年間どうぞよろしくお願いいたします。みんなで楽しんでいきましょうね、Aぐみさん!
(2006年5月29日 七尾幼稚園Aぐみのお部屋から)

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