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Cぐみのお部屋から

担任 中川 美紀


三月を迎えました。あれほど積もった雪もすっかり解け、春の訪れを待ち焦がれていた草木たちも嬉しそうです。
 ポカポカ陽気に包まれた、今月八日。CぐみさんとDぐみさんは、『春探し』に出かけました。お出かけと言っても、かわいいお散歩。幼稚園のお庭と幼稚園の駐車場へのお出かけでした。「これは、桜の木だよ〜!まだつぼみだけど、春になったら、桜のお花が咲くよ!」「こっちには、チューリップが植えてあります。お花の芽、踏んづけないように歩いてね!」「これは、アジサイの木。新しい芽が出てきてるね…」とお話ししながら歩きました。「うん、うん」とうなづきながら、みんなも『春』を確認。まだまだ堅いつぼみや小さな芽でしたが、春を見つけることができました。
 そして、今回の目的地である駐車場に到着。「ここに、つくしあるの??」という不思議そうなお顔のみんなでしたが、秘密の地点(?)に立ち「ここ、見てごらん♪」と指差すと「あった〜!」とみんなのパチクリお目め・ニッコリ顔が広がりました。お顔を出し始めたばかりの赤ちゃんつくしでしたが、みんなは大喜び。大切にナイロン袋へとしまっていました。つくし・ふきのとうのお土産を手にし、足取りも軽くまた園舎へと帰って来たCぐみさんでしたよ!春探しが楽しめたお時間となりました。



 思い出せば、今年度当初の一学期。お顔にはまだまだ幼さが残り、お体も小さいみんなでした。お家が恋しくなり「お家に帰りたい…」と涙ポロポロのお顔だったり、お遊びのルールやお友達との関係でトラブルが続いたり…の連続でした。《みんなで・順番に》という言葉や意味を理解していくことを毎日の繰り返しの中で確信し合ってきました。やがて、新入園ぐみのお友達も幼稚園に慣れてくると、お部屋にも落ち着きが見られるようになりました。涙顔の登園はもう見られません。Dぐみさんから進級してきたお友達と新しいお友達。初めは一人遊びが多かったお友達にも、お友達同士でのお遊びが見られるようになりました。

 二学期。大きな行事・運動会をきっかけにクラスとしての集団遊びが成り立つようになりました。みんなでゲームを楽しんだり、一つの遊びに挑戦したりが上手になった、Cぐみさん。お友達と力を合わせたり応援し合ったりがとっても上手になった、二学期でした。秋の収穫体験がたくさんあったように、実りいっぱいの毎日を過ごしたCぐみさんでした。

 そして迎えた、三学期。お体はもちろんのこと、お心もたくましく成長したみんな。先日のおひなさまの会では、オペレッタという初のお遊びにも挑戦しました。春・夏・秋・冬の一年を通したお話の展開。Cぐみさんも一人ひとりが大きな成長を見せてくれた、この一年でした。最近では、〔三月は、シールを貼る最後のページということで〕「もうすぐで、おはようぶっく終わりだね〜!」というお声が聞こえます。「四月になったら、Bぐみさんになる!」という話題が絶えません。Cぐみさんが終了・Bぐみさんに進級という嬉しさが湧き上がっている毎日です。この盛り上がりや勢いを大切に持ち続けてほしいな…を思う中川先生です。

 みんなのかわいい笑顔に囲まれ、楽しい一年間が送れたことに感謝です。ありがとう、Cぐみさん!四月からは、Bぐみさん。いよいよ、憧れのお二階クラス・黄色バッチです。ステキなお兄さん・お姉さんになってくださいね!            


 
(2006年3月16日 七尾幼稚園 Cぐみのお部屋から)

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