職場の騒音と耳鳴り

職場の騒音と耳鳴り


Q   耳鳴りについてお尋ねいたします。お祭りのお囃子や大歓声の中で終日過ごした後などしばらく耳にその時の余韻が残ることがありますが、それほど大きな音でなくても、長時間、同じパターンのノイズに耳をさらすことによって似たような余韻=耳鳴りが発生することは考えられますか。仕事場にコンピューターが数台あり、ほとんど終日、その音の中で生活しているのですが、最近、まさにコンピューターのファンのうねり音みたいな耳鳴りがし、気になって眠れないことがあります。

   「ピー」とか「キーン」とかいうピュアな音ではなく、どうちらかというと「ウオーン」といった音で比較的低音です。心臓の鼓動には連動していないようです。

   耳鳴りについては、色々なパターンがあり、また他覚的に確認できない場合が多く、その診断は難しいものがあると思いますが、何かアドバイスがあればお願いいたします。

   当方、37才 男、現在のところ高血圧などの内臓疾患はありません。
   但し、昔はよく中耳炎にかかったりしましたので、鼻及び耳は体質的にはあまり強いほうではないと思います。


A    耳鳴りがあるということで、しかも職場環境をうかがいますと、騒音性難聴が危惧されます。検診での聴力検査の結果はいかがでしょうか。

   騒音性難聴には、一時的に聴力が低下する場合と永久的に聴力が低下する場合とがあります。このうち一時的なものは、騒音ばく露後の短時間で起こり、可逆的な(回復する)もので、聴覚の疲労減少であるともいえます。騒音性難聴は、周波数4kHz付近の聴力が最初に低下してきます。一方、会話音域は通常500Hzから2kHz程度ですから聴力低下は自覚されませんが、聴力低下が進行してこの音域まで及ぶと会話に支障が出てきます。騒音性難聴は、騒音の音圧レベルが高いほど、ばく露時間が長いほど、周波数が高いほど起こりやすいといわれております。

   メールアドレスからいたしますと、一流企業にお勤めのようです。職場には安全衛生委員という方がいらっしゃると思います。この方と相談され、産業医の先生とともに、職場環境について検討してもらう必要があるかもしれません。


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