紫斑病

小児の紫斑病


Q2才の女子が「アレルギー性紫斑病の疑いがある」との診断を受けました。

症状:
1日目:赤いしみのような斑が足にでる
2日目:しみが顔にも出始める、血便が出る →病院へいく(入院)
3日目:顔がむくむ
4日目:手足、全体がむくむ

家庭の医学で調べたのですが、記述が少なくてなんとなくしかわかりませんでした。 そこで教えていただきたいのですが、

本来なら担当医に聞くのが一番なのでしょうが、日程があわず聞けるのは2〜3日後になりそうです。しかし、不安でたまらないので、一刻も早く手がかりを得たいとメールさせていただきました。
A まず紫斑病の分類から説明いたします。紫斑病は出血性疾患と呼ばれるもので、その原因は大きく分けて、血管の異常に基づく紫斑病血液の中で出血を止める作用のある血小板の異常に基づく紫斑病があります。
血管の異常に基づく紫斑病で小児に起こるものとして、ご照会のアレルギー性の紫斑病(Schonlein-Henoch紫斑病)というものがあります。血小板の異常に基づく紫斑病として、特発性血小板減少性紫斑病などがあり、さらにこれは急性と慢性に別れ、小児に見られるのは急性のものがほとんどです。血管性、血小板性の区別は血小板の検査(普通の血液検査)で判定がつきますので、お子様の場合は、ご説明を受けられた通り、アレルギー性かと判断されます。
アレルギー性紫斑病は無菌性の血管炎に起因したものであります。腎臓の中の血管炎のために、腎障害が起こり、血尿などの腎障害は約50%の患者さんに見られますが、腎不全状態となるのは20%以下とされています。最初の症状が出てから腎障害が発生するのは1−4週目とされています。入院の主目的は腎臓の保護にあり、ほぼ1ヶ月の安静入院が必要です。腎臓に障害が出ないような対処は入院安静、食餌療法、点滴等になるかと思います。入院1ヶ月の段階で、病気が治ったかどうかという判断になるかと思います。(血尿のみはもうしばらく続く可能性は理ますが・・・・・・)

身障者の認定は、腎障害が遷延し紫斑病性腎炎になったかどうかということで決まり、入院外来とは直接関係ありません。腎炎になるかどうかで、普段の生活に制限が必要か否かが決まってくることになります。80−90%のお子様は腎炎のことは考えなくとも治癒されるとされています。

書籍に関しましては、現在入院中の病院で、医師や看護婦にお尋ねください。多くの種類があります。

不安なことと思いますが、現在の小児科担当医と十分コミュニケーションを取られ、入院治療を継続されればと思います。


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