おたふく風邪についておしえてください。
流行性耳下腺炎(おたふく風邪)の感染経路は、病原のムンプスウィルスがヒトの唾液中に排泄され、飛沫により伝播するものです。したがって、必ず感染するものとはいえません。また、初感染を受けた人のうち、30-40%は不顕性感染といわれる症状が出ない感染であり、お二人の場合、小児期に感染を受け、抗体を持っていらっしゃる可能性も否定できません。
まず、妊娠との関係ですが、風疹の場合胎児の催奇形性があり問題となりますが、おたふく風邪の場合、あまり問題とはなりません。
また、睾丸炎、膵炎、無菌性髄膜炎、卵巣炎などを起こす可能性もありますが、睾丸炎を除くとその頻度は低いものであります。睾丸炎は思春期以降の本症の15-20%程度に合併するとされております。
治療・予防はウィルス疾患のため対症的なものしか現在のところありませんので、もし発熱や耳下腺部の痛み、腫れが出た場合、早めの処置が必要です。
もし、今回発症を免れたばあい、今後のこともありますので、ムンプスウィルス抗体を持っているか血液検査で調べた後、予防接種(ワクチン)をお受けになることも手かと思います。(保険は効かないと思います)