いつもと違う生理痛

いつもと違う生理痛


Q さて、最近の体調で相談したきことがあります。

ここ、2〜3カ月ほど、生理痛が前と違ってきています。
以前は、生理痛が1日だけだったのですが、最近は3日程続くようになりました。痛む部位も、特に下腹が痛むようです。
当方、26歳で結婚も控えていることより、生理の異常は子宮関係の病気ではないかと心配ですが…産婦人科にも仕事が遅く行きにくいです。


A 月経(生理)痛の原因は大きく分けて2通りあります。

1)月経の血液が子宮から出にくいため、子宮の中の圧力が高くなり痛みがその分強くなる。
2)子宮の周りに、癒着や炎症があり、それが原因で痛みが強くなる。

1)の原因には、月経過多(生理の量が異常に多くなる)も含まれますし、子宮の出口が開きにくい(特に未婚女性や、思春期あたりの女子に多い)場合もこれに相当します。

2)の原因には、雑菌による炎症(子宮付属器炎)や子宮内膜症(卵巣近辺に月経血が生じる)が考えられます。

あなたの場合、結婚を控えておられるとのことで、精神的にも(結婚式の準備も含めて)いろいろたいへんだろうとお察しいたします。こういった人生の節目に際して、女性の身体上まっ先に変化が起こるのが月経ではなかろうか、と私は思います。初潮とともに女らしくなり、妊娠すれば生理はなくなり、産後赤ん坊が離乳するに伴い、また生理がやってきて、子供の独立(手がかからなくなる)に伴い、やがて生理が終わる(更年期)、まさに、生理は女性の人生そのものを反映しているといってよいかもしれません(とりあえずこれは私個人の意見です)。

てなわけで「ここ、2〜3カ月ほど、」ということを考慮し考えますに、あなたのホルモン環境は、この節目を迎えるにあたり微妙な変化が生じ(医学的には主に下垂体からの卵胞刺激ホルモン、黄体刺激ホルモンのバランスに変調をきたし)、いつもは、すっきりと子宮の中の月経血のが、やや子宮の中で停留するため、子宮の内圧がいつもより高くなり、そのため生理痛が長期的に持続していると考えられます(おそらく80%はこれに相当します)。

少なくとも現時点では病的要素は極めて少ないと思います。

2)に関しては、直接あなたを診察したわけではございませんのでなんともいえません(残りの20%です)。

あまり、「この可能性もある、あれもある」といってしまうと不必要に心配されなすし(産婦人科の仕事もなくなってしましますし----?)今回は控えておきます。

お幸せな、御結婚心よりお祈りいたします。

恵寿総合病院 産婦人科 小濱隆文


Q & A コーナーに戻る